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#995 / 2016.04.04

脚跟下放大光明

ことを進めようとするとき「戦略の階層」を意識しないとうまくいきません。

戦略の階層は7層あり、上から順に世界観、政策、大戦略、軍事戦略、作戦、戦術、技術にわかれています。

  • 世界観:人生観、歴史観、地理感覚、ビジョンなど「自分は何者でどんな役割があるか」
  • 政策:生き方、政治方針、意思、ポリシーなど「どう生きるべきか」
  • 大戦略:人間関係、兵站資源配分、身体など「すべての資源をどう使うか」
  • 軍事戦略:仕事の種類、戦争の勝ち方など「今あるものでどうやって有利にもっていくか」
  • 作戦:仕事の仕方、会戦の勝ち方など「いつ、どこで戦いをするか」
  • 戦術:道具や技術の使い方、戦闘の勝ち方など「勝つためにどう戦うか」
  • 技術:道具や技術の獲得、敵兵の殺し方など「戦闘に勝つためにどんな技術を使うか」

上層(世界観)に近づくほど抽象的な話で、下層(技術)に近づくほど具体的なやり方の話になります。

なにごとも将来のビジョンや方向性が定めなければ始まりませんが、高尚な方向性をもっていてもそれを実現するのは確実に一つずつ積み重ねる行動です。
すなわち、一つ一つの技術です。

脚跟(きゃくこん)はかかとの意味で、脚跟下放大光明はしっかりと地にかかとをつけていることで大いに開けていくという意味ですが、ただ立っているだけではダメだし、しっかりと地に足をつけながら進むべき方向へ歩まなければ意味がありません。
さらに言えば、そうした行動の数々を他人はしっかりと見ているものです。

クルマで言えばどんなに速いスポーツカーでも、向かう方向が間違っていてはダメだし交通違反をしてもやはりダメです。
いろいろな飛び道具を使いたくもなりますがそんな裏技などなく、結局は進むたびに一人ずつ応援者が増えていくくらいの確実な走り方をしなければ、あなたの世界観は進んでいきません。

千里の道も一歩から。

追記(2016.04.04記)

ただし、私は技術や策におぼれるのは好きではありません。
私はいろいろ移り気になることもありますが、そんなときは戦略の階層の「自分の世界観や政策」は何かと自問しなおすように心がけています。

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