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#974 / 2015.11.08

権威トレンド

同じ話でも話す人によって受け止められ方がまったく違うものです。

私の話はまともに受け止めてくれないのに、同じ台詞をAさんが語るとまともに受け止めてくれるこの差は何か、と悩んだことはありませんか?
私自身もこの悩みを何回も抱えたことがありましたが、なぜなのかわかりませんでした。

先日、東進ハイスクール講師の林修さんの著書を読んでいたときに、このような事象を林さんの造語で「権威トレンド」と紹介されていました。
本では『「正しいから聞く」のではなく、「この人が言うから、聞こう」』ということが聞いてもらうために大事なことと書かれてありました。
したがって話をまともに受け止めてもらえないのは、私の言うことなら聞こうと思わせるものがなかったため、ということとなります。

それはそれで不本意ですが、ならば実績を残して権威を感じさせる人間になりなさい、とあらためて気を引き締めることができました。

さて、先ほどの説明では、人は自分の興味がある分野に権威を感じるとありました。
なかでも優越感やコンプレックスを抱いている分野においては強い「権威トレンド」が発生するようです。

運転しているとたまに煽るクルマが出てきたりしますが、それに対する反応も「権威トレンド」が発生しているのかもしれません。
後続に軽自動車が来ても「うるさいなぁ」くらいにしか感じないのに、高級セダンやスポーツカー、大型トラックなどが迫れば圧迫感を覚えてしまう。
こうした経験はままあることですが、この例で言えば軽自動車に対しては優越感を覚えながら、高級セダンやスポーツカー、大型トラックなど、価値やスピード、大きさなどなんらかのコンプレックスを抱くといったことで、やはり「権威トレンド」が発生しているのです。

逆に煽られても動じないケースもあります。
それは、そもそも興味がないとき。
後続車に対して相手にするまでもないと考えていたり、煽られることに耐性があれば、動じなかったりします。
鈍感と言えばそうなのですが、これはこれで相手のペースに巻き込まれないので大事なスキルです。

相手がどう意識しているか、また自分がどう反応するか。
これらをうまく意識すれば、相手に対するコミュニケーションに有利に働くものと思います。

実績を残して権威を感じさせよう。

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