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#935 / 2015.02.08

偽物の欲望

世の中は、無くてもいい欲望だらけです。

コンビニやスーパーのレジには、お菓子やガムなどが「おひとついかが?」とばかりに鎮座している光景をよく見ます。
雑誌やCMでは、あると楽しくなりそうな物や購入意欲をかきたてられそうな物がこれでもかと売り込んできます。
それを見て、とっさに欲しくなっては財布を緩めてみたりするのです。

「経済は感情で動く」とはよく言ったものですが、冷静に考えてみれば、もともと購入する意志がなかったものです。
紛失したといって急遽買う物とは違い、突然目の前に提示されて何となく欲しくなってしまった物です。

そう考えてみれば、無理やり欲望を発掘させられたとも言えます。
そこには見たままの物に流されるというか、自分の意志で選ばず、何か選ばされている感すら感じます。

そうして得たところで喜ぶのは自分でしょうか?
結局のところ、喜ぶのは売り手だけではないでしょうか?

クルマについても同様です。
なんとなく選んだ高級グレード、ムダに使わない機能、デザインが欲しくて付けたパーツ、など挙げればキリがありません。

あなたはどうでしょうか?

本当はそんなに欲しくない物。
差し迫って必要でもないもの。
なんとなく欲望に負けて買ってしまった物。

それらを買うなとはいいません。
それらを買って満足していますか?

本当に欲しい物とは何でしょう。
それはきっと見たままの物に流されて得たものではないはずです。

欲望すらも流されて発掘させられるなんて、本当は恥ずかしいことなのではないですか?
せめて欲望くらいは自分の意識で制御しようではありませんか?

欲望を制御しよう。

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