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#933 / 2015.01.25

何でもできるは何にもできない

誤解を怖れずに私見を言えば、スマホは「何でもできるが何にもできない機器」です。

必要なアプリをインストールしていない状況では役に立たず、本格的な機能を求めようとすれば専門の機器により使い勝手が劣ることが多いからです。

例えばカメラアプリ。
スナップ写真など普段使いであればこれほどコンパクトで使いやすい機能はありません。
スマホユーザーの多くは、気軽に撮影してはSNSへ投稿しています。

しかし普段使い以上のことをしようと思うと、途端に使いにくくなるのです。
大事な一瞬を取り逃したりシャッタースピードを変えて撮影するなんて場合だと、どうしても本物のカメラにはかないません。
ズーム時にいちいち画面をピンチ(2本の指を画面上に載せ、指の間隔を広げたり狭めたりする操作)したりボケを出したいなというとき、携帯電話やスマホのカメラでは使いにくいなと感じてしまうのです。

いわゆる汎用的に使えるからこそ多くの人が使えるわけですが、悪く言えば平均主義で特徴が無いのです。

クルマで考えてみます。
例えば4WD車だからといってすべてのオフロードを走破できるわけではありません。
いわゆる「生活四駆」「雰囲気SUV」であれば、都市間移動は快適でも悪路走破性はお察しレベルです。

仮にスズキジムニーのようなオフロード仕様に特化した車種だったら、快適性も車内空間も犠牲する代わりに悪路などへっちゃらなわけです。
本格的なSUVが欲しいと考えている人は、雰囲気SUVとジムニーのどちらを買うかといえば間違いなく後者です。

クルマだけではありません。
学校や会社でも平均的な人はたくさんいます。
それが悪いことではありませんが、逆に言えば「代わりは誰でもいい」のです。

平均的を求めるあまりみずから特徴を消してしまったら、あなたの存在意義はなんなのでしょう?
「あなたでなくて誰でもいい」と言われて嬉しい人は誰もいません。

何でもそこそこ出来るけど、人より群を抜いて優れたものが何もないでは、とても味気ないものです。
すごくくだらないことでもいいので、あなたにしかできない特徴や特技を見つけてみませんか?

平均狙いをやめよう。

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