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#928 / 2014.12.22

リアルMRマシン

動力源が前輪と後輪の間にあって後輪駆動であれば、自転車は立派なMR車です。
自転車ほどクルマの運転をあらためて考えさせてくれるマシンはありません。

スムーズに走らせるためには荷重移動が雑にならない操作が必要なこと。
上り坂や向かい風が想像以上に負荷がかかること。
雪道や氷道でタイヤをロックさせると車両本体があらぬ方向に持って行かれること。
きちんとメンテナンスをしないと錆びたり消耗を早めたりすること。
停車時からの急な加速は前輪のトラクション(タイヤの駆動力を路面に伝える力)が失われ、非常に不安定になること。

そう考えると、クルマを安全に走らせる基本は自転車に集約されていると言っても過言ではありません。
車両の大きさはまったく関係が無いのです。

転じて考えてみれば、物事の基本を知るために大きいから充分で小さいから不充分だなんてのはまったくナンセンスです。
すべてのものは基本の積み重ねなので、基礎が形作られていないままに応用に取り組んでも破綻するだけです。

もし今、何かうまく進んでいないことがあるのなら、きっと基本の部分でなにか不充分な箇所があるはずです。
あなたにとってこの年末年始は、不充分さに気づいて直すためにあるかもしれません。

基本に立ち返ろう。

追記(2014.12.22記)

駆動方式がMR(ミッドシップエンジン・後輪駆動)のクルマは車内は狭くなりがちなものの、後輪にトラクションがかかりやすいことからスポーツカーによく採用されます。

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