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#900 / 2014.06.08

傾斜x%

山岳路で良く見る「急勾配あり」の警戒標識。
傾斜5%の坂から、急坂だと20%なんて標識もあります。

20%=20/100ですから、水平に100m進む間に垂直に20m進むという急勾配です。
しかし角度で表記すると20%勾配は約11.3°となります。
垂直は90°ですから、そこからみると些細な数字に見えますが、坂の頂上からみると急勾配です。

仮に傾斜1%であれば0.6°。
傾きなどあってないような数字に見えます。

この一見なんでもなさそうな傾斜こそくせ者です。
重力は常に地球の中心に向けて発生している力ですから、あらゆるものが低い方へと引っ張られています。
ことクルマはタイヤのみで設置しているのですから、ささいな傾斜と思っているとあっという間に加速していきます。
さすがに傾斜1%ならばタイヤの摩擦力で重力に勝てますが、2%、3%と傾いていけば輪留めなしでは留められません。

小さな数字ほどおろそかにしてはいけません。

残り時間をおろそかにして遅刻ばかりしていると信頼を失います。
安いからと今なくても良い食べ物や備品まで買ってばかりいると、必要なときに遣えなくて困るでしょう。

大きい数字は誰でも注意するのです。
でも小さい数字ほど、性格が良く現れます。

時間とお金。
とくに軽微な遅刻や浪費を繰り返していると、本人に非があるにもかかわらず「たいした問題ではない」と勘違いするのです。
そして年齢を重ねれば重ねるほど、その勘違いを誰も指摘しなくなります。

「アイツはいつもチョコチョコ遅刻する」
「アイツは数万円すら貯められない」

時間とお金にルーズな人が改心することはまずありません。
誰も指摘しない、本人も治さない。
そして人が離れていきます。
離れた人を呼び戻すのは、至難の業です。

大きい数字で失敗することは、その後の戒めにもなりましょう。
本当に怖いのは、小さな数字の失敗は知らぬ間に積み重なってあなた自身を窮地に追いやるでしょう。

小さな数字を重視しよう。

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