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#886 / 2014.03.03

ほんのちょっとのリサーチ力

最小のエネルギーで知識を得るには、みずから調べることです。

道の駅や観光案内所が全国各地にできたおかげで、その地域の情報を得ることは容易になりました。
それでも事前に調べておいて、現地の人に聞くのは確認にとどめておいたほうがいいと思います。

こう言うと、特に知らない街だしふれあいも求めて地元の人に聞こう、と言われます。
それはそうなのですが、地元の人なら何でも知っているかというと、それはまた違う話です。

観光案内所とてすべてのバスの運行系統まではつかんでいないし、道の駅の人だってどこが地域内で一番安いスタンドかまでは把握していません。
みんな自分の知っていることなら答えてくれますが、知らないことまで即答できないのです。
そこで時間を割いて調べてくれるなら、例え自分の意図している答えじゃなかったとしてもその人を責めるべきではないでしょう。
それは、そもそも前もって調べておかなかったあなたが悪いのです。

ネットが見られないから。
地図を持っていないから。

こう主張する人もいますが、ここまで情報網が発達した時代なのに自分は聞くだけしか能のない残念な人ですと自白しているようなものです。

「行けば行ったでなんとかなる」とはいうけれど、そのために時間を、場合によってはお金を失っているのです。
それは、あなただけじゃなく聞かれた側にとっても、です。
あなたのリサーチ力がちょっと足りないだけで、あなたとあなたに巻き込まれた人すべての時間を奪ってしまうのです。

あなただって住んでいる街のすべてのバス路線を知っているわけではないし、すべてのガソリンスタンドの位置を把握しているわけでもないでしょう。
いくら通信網が発達したとは言え、旅先のような自分の知らない非日常で新しい情報を知るというのはコストがかかるものです。

そもそも出発前に経由地や緊急時など、ちょっと頭を働かせて調べることをしておけばいいのです。
それに時間とお金を費やすだけなのに、なんでそのちょっとした部分を費やせないのでしょう?

どこでもインターネットが繋がるし、どこでも話を聴けるから安心かもしれません。
でも、それに甘んじて何も情報武装しなくていいかというと、それは違います。
出先で何か情報を得ると言うことは、例え同じ情報でも事前にじっくり腰を据えて情報を得るより時間やお金を多くかかるものです。
またそれは、聞かれた側にとっても負担を強いるものだということも知っておいたほうがいいでしょう。

調べられることは事前に調べましょう。
そして地元の人に尋ねるのなら、まず自分なりの結論を出しておいて、その確認にとどめておいたほうがいいでしょう。

すべての人が自分にとって都合のいい情報を懇切丁寧に教えてくれるなんてのは幻想です。
自分知りたい情報を事前にどれだけリサーチしておけるかが、最小のエネルギーで知識を得る最適な方法なのです。

先回りして調べよう。

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