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#88 / 2001.10.16

ウサギとカメ

あのお山までかけっこしよう。
ウサギとカメはかけっこ競走をはじめました。

ウサギはカメが遅いことを知っていたので、途中で休んでしまいました。
カメは地道に歩きつづけて、寝ているウサギを追い越しゴールしました。

「努力が実を結ぶ」ことを教訓とした童話です。
遅くても着実に進んでいれば、いつかは目的地にたどり着けるのです。

さて、私はここで、ウサギとカメの新しい教訓を考えてみました。
「ウサカメになろう」です。

つまり、カメにウサギの要素を取り入れればもっとよくなるという考えです。
努力するだけでなく、そこに速さも求めれば素晴らしいです。

カメは人一倍、努力します。
それは素晴らしいのですが、どうしても遅くなりがちです。

山奥まで電波が飛び、光ファイバで海中をデジタル信号が流れ、衛星経由で情報が行き交う。
欲しい情報がすぐに手に入る時代です。
人によっては、遅いことが命取りにもなりえます。

もうそろそろ、ウサギが勝つ時代ではないですか。
着実だけでは、限界があります。

クルマも同じです。
マイペースで走って、全然、後ろを気にしない人がいます。
でも着実に走っているだけでは、世間に取り残されていくだけです。

なぜでしょうか。
着実すぎて、相手を自分の遅さに巻き込んでしまっているからです。
自分は着実なので相手を気にせずともよい、と「私(自分中心)」丸出しだからです。
もし「公(相手中心)」意識があるならば、譲ります。
ですから、譲らない人だと思われれば、だんだん人からかまってもらえなくなります。

自分中心な人間とは、お付き合いしたくないものです。
これはだいたいの人の本音です。
建前だけのつきあいは、いずれなくなっていきます。

したがって、人との接点がなければ、取り残されていきます。
いくら情報化が進んで情報が簡単に得られても、人間関係は限られていきます。

だからこそ、人間関係を築くには「速さ」が必要です。

すぐに挨拶する。
すぐに返事する。
すぐに行動する。

これさえできれば、人間関係が広がります。

ウサカメになろう。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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