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#872 / 2013.11.25

チャリンコライダー

クルマではなく自転車で走ってみると、同じ道路でもまったく世界が異なります。

車道と歩道の間にあるちょっとした段差。
ダラダラ続く上り坂。
そして遠回りや引き返しにものすごく敏感になります。

また自転車も含め軽車両は本来車道を走るべきですが、電柱が路側帯内に立っているとか路肩の草が生い茂っているなどして路側帯幅が0.5mもないような場所は難儀します。
クルマの通行量が多すぎて自転車では危険だったりする箇所もある一方、大規模自転車道として整備されているサイクリングロードもあります。
その多くは都道府県道扱いになっていたりして、きちんと自転車にも配慮した道路行政がなされていることに気づきます。

そしてクルマでは低速域に過ぎない10〜20km/hが、結構な速さであることを体感するでしょう。

ドライバーだからこそ自転車に乗れば、見えないことも見えてきます。
自転車の挙動にイライラすることがあっても、彼らの心理がわかればいちいちイラつくこともないのです。

同じものでも立場が変われば別の一面が見えてくるものです。
相手の状況や心情を一切考えず自分の都合や感情しか考えないからトラブルが起こるのであって、相手の目線に立ってみれば一呼吸おいて冷静に対処することもできるし、また普段当たり前に感じている自分の環境にあらためて感謝することもできましょう。

自転車に乗ってみれば、自転車で苦労した上り坂も難なく登っていけるエンジンのパワフルさに驚きますし、
クルマに乗ってみれば、細い路地での駆動力や燃料を一滴も使わないエコロジーさ、また体力維持に適していることに気づくでしょう。

普段とは異なる環境だからこそ見えてくるものがあり、また今まで当たり前に感じていたことにあらためて感謝の念が湧くのです。

異なる環境も試してみよう。

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