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#871 / 2013.11.18

ノイズアドバイス

そのアドバイスは、本当にあなたにとって有用なアドバイスでしょうか?

情報過多と呼ばれる以前から、私達はたくさんのアドバイスを耳にしてきました。
この道を進むのがいいと言う人がいる隣で、いやあちらの道が断然いいという人がいて、かと思えばこれらの道は危険だから戻るべきだという人もいたりします。
こうしたシーンに出くわすのが運転中のルート案内時ならともかく、進学や就職、あるいは結婚など、人生を大きく左右するときだったりするのでたまりません。
しかも厄介なことに、そのいずれもが正しく思えるように聞こえてくるから質が悪いのです。

こうした助言者は、各人の過去の体験から最適解と思えるものを提示しているに過ぎません。
本当に善意からアドバイスしてくれている人もいれば、なかにはあなたを操縦しようと思って発している人もいるでしょう。

よく考えてみれば、これはあなた自身が目指す人間像を再確認する良い機会なのです。

どんな人間像に向かっているか、もっと言えばどんな自分になりたいかをもう一度チェックすることだと言ってもいいかもしれません。
ちなみに私のめざす人間像は、「誰かのために尽力できる人間」です。
どこかの企業理念のようにものすごく漠然としていますが、これでいいのです。

具体的にどう尽力していくかは、自分の持っている能力や時間、お金、考え方で変わっていきますが、そうした戦術はあくまでも現場レベルのやり方であり、カーナビで言えば目的地に向かうまでの細かなルートの違いでしかありません。
そういったテクニックや手法などにこだわる人は大勢いるのですが、ツールの差でしかないのです。
レーシングカーで行こうがミニバンで行こうが、ゴールには速く着くか遅く着くかくらいの差しかありません。
おおもとのゴールが違っていたら、どんなにいいクルマでもまったく見当違いの方向にしか向かえません。

少し脱線してしまいましたが、とにかく一つの方向性としてあなた自身が目指す人間像が決まっているかということです。
もしなければ、ぜひ今すぐ見つけることをおすすめします。
もちろんすぐに見つけ出せることなんてできないですから、漠然とこうだろうと感じたところをベースにさまざまな経験や情報を入れて自分なりに「抽象化」させていくことが大事かと思います。

「抽象化」と書いたのは、あまりに具体的すぎるとゴールと手段がごっちゃになるからです。
「大統領になって人類を救う」なんて決めてしまうと、大統領になることが目的化してゴールにたどり着けないからです。
職業やお金はあくまでもツールにしか過ぎません。
ツールにこだわりすぎると本来の目的を見失ってしまうのです。

ゴールが固まっていればアドバイスに惑わされることもなくなります。
もちろんアドバイスはありがたく聞くけれど、それをどうするかはこちらの考え方次第でいいのです。
他人の最善が自分の最善であるとは限らないので、自分の向かう方向性に合っているかどうかで選択してみましょう。
最初は後ろめたく感じても、周囲に振り回されなくなることで結果的にあなたにとっての近道となるでしょう。

自分軸のゴールをつくろう。

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