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#853 / 2013.07.15

車内の暑さ

私の住む地域ではまだ梅雨明けしていませんが、関東以西の大半では平年より10日以上早く梅雨が明け夏本番を迎えました。

真夏になると気になるのが、車内の暑さです。
炎天下で車を離れるとき、窓を少し開けるとかサンシェードを付けるとか、もしくは何もしないか、あなたならどうしますか?

実は炎天下の車内温度がどう変化するか実験した結果があります。
JAFのユーザーテストによるものですが、エアコンを付ける以外はサンシェードをつけようが窓を少し開けようが開始30分後には人間が耐えられない温度まで上昇することが分かりました。(詳細はリンク先参照)
また、子供を車内に置いた想定で熱中症の危険度を実験した結果は、エアコン停止から15分で熱中症指数が危険レベルに達しました。

同サイトでは「乳幼児は体温調節機能が未発達で、高温下では短時間で体温が上昇し、死に至ることがある。寝ているからという理由で、車内に子どもを残すのは大変危険である。また、高齢者も加齢に伴い、体温調節機能が低下するため、同じように危険である。」と結論づけられています。

車内の暑さ対策にはエアコンが有効ですが、誤操作の危険性やガス欠、また排ガスを出し続けてしまう問題があります。

データを見るまでもなく、炎天下の車内は過酷です。
極力車内で待つことはせず、もし待つのならエアコンを付けっぱなしにする必要があるでしょう。
仮にエアコンをかけていても子供達だけだといろんなスイッチを触ってエアコンを停めてしまうこともあるので、大人も同伴しないといけません。

それから炎天下のクルマに戻ってきたときは、車内の温度を下げましょう。
これにはコツがあって、助手席の窓を全開にして運転席のドアを数回開け閉めするのです。
ドアが開くことで窓側からドアへと空気を押し出すのです。

年々、暑さは厳しくなっています。
それはデータでも現れていて、東京の日平均気温の月平均値を見てみると、7月で28℃以上を記録したのは1994年、2001年、2002年、2004年、そして2010年と、ここ20年に集中しています。
8月に29℃以上を記録したのはここ20年で4年、また9月に26℃以上を記録したのはここ20年で2年あります。
これらの平均値はいずれも1993年以前には記録されませんでした。
わかりやすく表計算シートにまとめてみました。ぜひご覧ください。→ぴゅあどらまとめ

つまり、昭和時代より暑い夏を過ごさなければいけないと言うことです。
古い昭和時代を知っている世代は暑さは耐えるものと信じていたりしますが、昔の感覚を持ち出すと身の危険に繋がることを意識したほうがいいです。

エアコンを付けたり凍らせたペットボトルを常備させたり、そもそも炎天下を避けるなどして暑さを遠ざけていきましょう。

うまく暑気払いしよう。

追記(2013.07.15記)

熱中症対策しないスポーツ指導者が居ますが、そんな人にこそ気象庁の平均気温のデータを見せてあげたいです。

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