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#844 / 2013.05.13

五月病

連休明けのこの頃多いといわれるのが、五月病です。

近年では若い人だけでなくどんな年代にも広がっているといます。
振り返ってみればこの時期は、私にもなんとなく憂鬱さを感じるときがありました。
新しいことに対するプレッシャーとそれに付随する心境の変化は、強烈な不安を自分に与え続けてしまうものです。

私も何年か患ったのちに復帰した経験から、ささやかながら私なりの対策法を記してみます。

不安がひどくなると鬱で自尊心がすこぶる低くなるだけでなく猛スピードで壁にクルマごと突っ込みたくなったりしますから、早い段階で手を打っておく必要があります。
具体的には、先延ばしせずにどんな手段を使ってでもいいから、まずは心療内科を受診することです。

まわりに話を聞いてくれそうな人につらい感情を吐露することもありですが、必ず成功するとは限りませんからお勧めしません。
なぜなら、医療の専門家でもないのにああしなきゃこうしなきゃとアドバイスする人は、そういう状況に陥ったことがないからあなたに共感できないのです。

心的につらいときは、聞いてもらえることで自尊心を少しずつ取り戻すことが大事ではないかと思うのです。
うっかり話をしても下手に励まされたりして状況は改善しないし、変に翻弄されて余計に傷ついてしまうのです。
偏見かもしれませんが、いくら自分が信じられる相手だったとしても医療の素人に解決策は望めません。
だから心療内科なのです。

慣れない環境下で突っ走るというのは、想像以上に過酷であなたの心身をむしばんでいくものです。

少しでも違和感があれば、まずは自分の心の声を聞いてみることが大事ではないかと思います。
違和感があるということは、心身が拒否しているのに妙な義務感にかられて進まなければと思い込んでいる状態です。
いわばブレーキをかけながらアクセルペダルも踏んでいる状態です。

そんな状態は、必ず破綻します。
ですから、ありのままに、あせらず、そして無理をしないことです。

新しいことをはじめるとき自信のなさから焦燥がうまれたり、また自分には何も持っていないと過度の自己嫌悪に陥りがちです。

そんなことはないのです。
あなたにしか持っていないものを、あなたはたくさん持っているではありませんか?

自信を喪失すると、自分を過剰に卑下してしまいがちです。
でもそれは、一時的に自分の良さが見えなくなっているだけです。

まずは、こう声に出してみましょう。
「お疲れさま、よく頑張ったね。」

声に出して自分を褒めることです。
これだけで、少なくともあなたがあなた自身の応援者です。
完全なる四面楚歌ではないのです。

生きている以上、苦境はたくさんあります。
でも下り坂の数だけ上り坂はあるのです。

すべて良くなっていきます。
そして、きっと良くなっていきます。

諦めないで専門家の門を叩いてみることです。
突破口はきっとそこにあるはずです。

プロを味方に付けよう。

追記(2013.05.13記)

心療内科といっても、血を抜かれたり圧迫尋問を受けたりするわけではありません。
敷居は高くないし、受けることは恥ずかしいことでもなんでもないです。

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