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#82 / 2001.10.05

冬が来る前に

冬支度は大事です。

冬をできるだけ安全に、そして快適に乗りこなすための知恵です。
アクティブセーフティ(予防安全)、パッシブセーフティ(衝突安全)ばかりが安全ではありません。

これは防災対策のようなものです。
事態に直面する前に備えておくことをお勧めします。

△チェーン:あれば望ましいパーツ△
最近でこそ、都市部でのチェーンは減っています。
取り付け方が難しそう、振動はちょっとね、というのが理由ですが、なくても不自由はしません。
きっちりスタッドレスタイアを履いていれば、都市部ではなんとか動けます。
某スバル店の営業氏いわく「うちの4WDならスタッドレスでOKですから」と豪語されました。
チェーンは山道以外ならば、なくてもいいかもしれません。

チェーンは大きく2種類。金属製とゴム製があります。
金属製は、安値で耐久性に優れます。豪雪地方向けでしょう。
対するゴム製は、正確にはプラスチックやウレタンも含まれており、耐久性は金属製に劣ります。
また金属製より高価ですが、柔軟性からくる快適性、および装着のしやすさならばゴム製です。

△タイア:スタッドレスタイアを履こう△
乗用車ならばスタッドレスタイアに限ります。低温でもグリップ力があります。
オールシーズンタイアで冬を越す人もいるようですが、スタッドレスタイアとは別物です。
晴天時の夏タイアは、雪道でのスタッドレスタイアよりもグリップが劣ります。

そこでスタッドレス万歳といきたい所ですが、スタッドレスタイヤはアイスバーンに弱いのです。
ですからチェーンも併用すると良いでしょう。
また、舗装路はノーマルタイアよりグリップが良くないので、初夏までには戻しましょう。

ちなみに、11月下旬はタイア交換で混み合います。
早め早めの交換を。

雪が降る中、一人でタイア交換するのは、寒いし寂しいですよ。
経験済みです。

△雪かきグッズ:ブラシにスコップ、解氷剤△
ホームセンターやカーショップでたくさん売っていますね。
とくに便利な道具を3つ挙げるとすれば、スコップ、雪降ろしワイパーブラシ、解氷剤です。

駐車場で30cm積もっただけでもクルマは進めないし、第一ドアにすらたどり着けません。
ブラシで屋根に積もった雪を下ろさないと、走行中に雪が滑り落ちてきます。
フロントウィンドウにこびりついた水滴は、解氷剤でしか落とせないイボになります。

お湯で溶かそうとする人もいるみたいですが、ガラスが割れるかもしれないので厳禁です。
雪は非常に重く、つららは凶器にもなり得ます。

また雪道に蒔かれる凍結防止剤には塩分が含まれているので、下まわりはよく洗いましょう。
雪道は、人にもクルマにも厳しいのです。

△停止方法:ワイパーを立ててギアだけで停めよう△
サイドブレーキはひかずに1速かPレンジに入れます。
サイドブレーキを引かない理由は、ワイヤが凍結するからです。

また、冬の夜はワイパーは立てておきましょう。
ワイパーのゴムはガラスにへばりつきます。
それ以上にワイパーのためです。雪の重みでつぶれてしまうのです。

風下に向けるのも有効です。
エンジンルームが風上にあると、エンジンを冷やしすぎてしまいます。

△発進・走行:2速発進&低速走行が基本△
1速ではむしろ発進できません。
摩擦係数が小さくなっているので、タイアが滑りやすくなっています。
こんなときこそAT車のクリープ発進が便利です。

また、路面の雪が踏み固められてアイスバーンになっていることもあります。
だから極端な話、2速だけで充分走れます。

雪は積もるのが怖いのではなくて、凍るのが怖いのです。
再凍結なら、いったん解けてぐちゃぐちゃしてから凍るので、なおさら怖いです。

△総論△
雪かき、低速走行と、到着までにやたら時間も手間もかかります。
これに暖機運転、渋滞のことを考えると、雪道は運転しないことが一番かもしれません。

素直にバスや電車で移動するのも、ドライバーです。
どうしてもクルマというならば、1時間でも2時間でも早く起きましょう。

何事も早め早めに対策をとろう。

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