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#817 / 2012.11.03

遊牧民

クルマがあれば誰でも簡単に遊牧民になれます。

屋根があり壁があり可倒式シートがあれば、とりあえずは食事できるし仮眠もとれます。
車内電源を使ってデジタル機器を充電しながらいじることもできます。
紙と筆記用具があればちょっとした書斎としても使えます。

簡易的な自分の活動スペースとして、そして移動できる道具箱としてクルマは便利です。
遊牧民になるための問題は、クルマがあればだいたい解決できます。

ただし、その生活を維持することは厳しいです。

クルマでいえば駐車場代、自動車保険、車検整備費用など、走らなくてもかかる維持費用が大きいのです。
また給油すれば揮発油税に加えて消費税も課せられる二重課税問題もあります。

クルマを所持して遊牧民になろうとすると、そもそも生活を圧迫してしまい意味がありません。

そう考えてみれば、クルマでありさえすればマイカーでなくてもいいともいえます。
レンタカーでもいいし、リースでもかまわないでしょう。
運転免許さえ有れば、遊牧民になることは結構簡単なことです。

もはやあらゆるものに対して、所持すること自体に意味が無くなっているのかもしれません。

運転免許だけ所持しておいて、クルマを適時調達すればいいと割り切れば遊牧民的な生活のできあがりです。
もし今後、指紋だけでなく静脈や虹彩などの生体認証技術がもっとすすめば、運転免許すらも持ち歩かずに済むかもしれません。

他のものも同じです。
今ならスマートフォンをお財布やカメラ代わりにしている人が多いと思いますが、それすら持たなくても買い物や写真撮影ができるようになる時代が訪れるかもしれません。

そうなるとあなたに本当に必要なのは、ものではなくあなた個人の人間力なのかもしれません。

どこに行っても体一つで生きていく。
それこそが本当の遊牧民の姿勢ではないかと思います。

人間力を養おう。

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