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#815 / 2012.10.21

2速発進

トラックやダンプ、大型バス等、ディーゼルエンジン搭載車は通常2速にいれて発進します。

これはガソリンエンジンにくらべ低回転域でも大きなトルク(車輪を回そうとする力)が得られる特性があるためで、よほどの重荷を積んでいなければ2速発進で十分です。
逆に1速では他車の流れに加速が追いつかないだけでなく、すぐにレッドゾーンに到達してしまいます。
対してガソリンエンジン搭載車は高回転域まで回してトルクを得ていく特性があり、低回転域では回転数に見合ったなりのトルクが発生します。
エンジン特性だけでなくギアなども1速発進できるようセッティングされているので、雪道発進以外では1速発進で問題ないでしょう。

ディーゼルエンジン搭載車を運転するときは、1速は有って無いようなものです。
代わりにトルクの厚さから3速でも発進できます。

力がありすぎるということは、結構不便なものです。
普段は自分から力をセーブしないといけないからです。

しかし、すべてにおいてパワフルならばいいわけではない、とも言えます。

大きな力で進めば何事もはかどるでしょうが、大きな力を継続して出す前に限界が来てしまうのです。
あっという間に限界を迎える手法は継続力に欠け、賢いとは言えません。
普段は力を抑えながら物事を始めつつ、ごくごくたまに大きな力も使うことができるくらいのスタンスがちょうどいいのではないでしょうか。

継続できる力で進めていこう。

追記(2012.10.21記)

ディーゼルエンジン自体にトルクがあるというのは、実は正しくありません。

ディーゼルエンジンは燃焼室内の爆発がガソリンエンジンと比べ大きいために、エンジン自体を頑丈な剛金材質でつくることからエンジンブロックが頑丈につくられています。
また、ターボチャージャーで過給することによってより大きなトルクを発生させています。

なお近年、マツダのSKYACTIV-Dによりディーゼルエンジンが日本国内でも再び注目され始めてきました。
今後の動向に注目したいところです。

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