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#801 / 2012.07.15

補助頼みの弊害

エコカー補助金の予算がなくなりそうです。

今回の補助金制度は低燃費など一定の環境性能を満たし、2013年1月末までに登録される新車を対象に乗用車10万円、軽乗用車7万円の補助金が支払われるものです。
本来は申請締切りが2013年2月なのですが、ハイブリッド車に代表される低燃費車が普及してきた現在では約3,000億円もの予算が底をつきそうだと言われています。

補助金が無くなれば反動で需要が伸び悩むでしょう。
でも、それよりまずいのは「補助金がなければ買わない」風潮が生れてきたことのように思います。

言ってみれば、補助のあるなしが決断するための重要な判断材料となっている人が少なからずいるということです。
それも1つの判断かもしれませんが、ドライバー自身が個別の車種の特徴や欠点、魅力などを一切考えず、単に金額しか見ないで何万kmと行動を共にするクルマを選ぶことは、実にもったいないことだと思うのです。
また、メーカーや販売店にとってもいずれ補助金無しでは売れなくなるから新しい補助金制度を渇望する声が上がるでしょう。

ユーザーは補助金の多寡しか見ないし、
販売側は補助金なしでは営業が厳しいといいます。

何事もそうでしょうが金額の多寡で選ぶと、本質にはたどり着けなくなる可能性が増えてしまいます。
私たちが自立を奪われていては意味がありません。
あくまでも補助は補助なのです。

支援してくれるものに頼りきってしまうことで自分の首を絞めてしまわないか、あなたのまわりで今一度確認してはいかがでしょうか?

頼る前提を見直そう。

追記(2012.07.15記)

人間関係でもそうです。
優しさのつもりで差し伸べた手は、必ずしも「優しさ」になるとは限らないのです。

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