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#786 / 2012.04.01

脳内物質

人間の心は分泌される脳内物質に大きく左右されるようです。

表786 脳内物質一例
脳内物質脳内物質の性質(効能)分泌のタイミング例
ノルアドレナリン怒り、おびえ、ストレス、注意、集中他責の問題にしたとき
ドーパミン快感、やる気、覚醒、記憶自責の問題にしたとき
やる気を奮い起こしたとき
セロトニン幸せ、いやし、愛、満足朝日を浴びたとき
βエンドルフィンほっとする、リラックス、落ち着く、はまる(脳内物質)GABAの出過ぎを抑制するとき
GABA(ギャバ)我慢、切り替え、抑制苦痛を我慢しているとき

気合いを入れればドーパミンが、朝日を浴びるとセロトニンが、それぞれ分泌されるといわれています。

また同じ動作を繰り返していくと次第に苦痛を感じるものですが、苦痛を抑制するためにGABAが分泌されます。
さらにGABAが分泌されるとGABAの分泌を抑制するため、βエンドルフィンが分泌されます。
つまり、単純だったりリズム感のある作業を繰り返し続けると、陶酔状態(ハイ)になるといわれています。

ところで、前出のGABAは苦痛だけでなく怒りを感じた時にも分泌されます。
しかし、GABAが分泌されても20秒間は効果が出ません。

感情の抑制に自信が無い人はその20秒間に怒りにまかせて感情をぶちまけてしまい、あとで取り返しのつかない事態に陥りがちです。

相手の話も聞き入れず一方的になじったり、口論を起こして不毛な争いを生んだり他人を傷つけてしまったり等々。
その場の勢いで乗り切ったつもりでも、まったく非生産的でマイナスしか生み出さなかったと激しく後悔するのがオチです。
私自身もあまり褒められたものではなく、何回かやらかしてしまいました。

よく考えれば、運転中でも同じシーンはいくつもありませんか?

ちょっと横から割り込まれた。
ちょっと後ろから煽られた。

こと年度が切り替わる時期には、地域に不慣れで遅い車両や工事渋滞にもイライラしがちです。
しかしよく考えてみれば、別に接触されたわけでも追突されたわけでもなく、ただ心理的にムッときただけのことです。

ここでひとまず、20秒間だけ堪えてみましょう。

20秒は短いようで意外と長いです。
時速60kmなら約333m、時速100kmなら約556mの距離を走る時間です。
20秒我慢すれば感情は抑制され、早まった行動を避けることができるでしょう。

不必要なトラブルを避けるために、20秒間だけ待ってみましょう。

20秒間我慢しよう。

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