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#782 / 2012.03.04

若葉マークの君へ

時節柄、教習車や若葉マークの車両が多く走っています。

教習車のみなさまは、免許取得まであと少しです。
そして初心者のみなさまは、運転免許取得おめでとうございます。

新しい道を走り始めたことと思いますが、たくさんの先輩ドライバーと同じ道を走る必要は無いと思います。
みんなと同じ道を走るのは昭和時代の価値観でしかなく、それが正解とは言えないのが今、そしてこれからの走り方になるでしょう。
法規にのっとる必要はありますが、枠にとらわれない走りができる時代になったともいえます。

諸先輩のほとんどはあなたがた若葉マークの人間に好意的かもしれませんが、一定数以上の困った先輩方がいることも事実です。

先輩の知らない裏道を走れば、先輩方は謙虚に聞かず、また未知なるものを分析もせず全否定してみたり。
自分たちの運転に非があっても認めず、後輩のせいにしたり話題をそらしたり逆ギレしたり。
少し運転を誤ったりしただけで「あなたがダメだったのは頑張りが足りなかったから」と平気で自己責任論を押しつけてみたり。

かの孔子が不惑だの耳順だのと説いた年齢になってもなお、そうした幼い先輩方は多くいます。

先輩方にいわせれば、自分たちがかつて築き上げてきたから今があるのだと仰います。

そうでしょうか?
先輩方のさらに先輩、つまり終戦時に成人していた世代が焼け野原の何も無い状態から築き上げてきたのではないですか?
国内の道路とて古くは律令時代からあったもので、まったくのゼロから道路構想を打ち出した事例は、実は思ったよりも少ないのかもしれません。

そもそも先輩方の多くは終戦の1945年時点に未成年、もしくは生まれてもいなかった方が多いのです。
幼児や小学生がインフラを築く強制労働にかり出されたのでしょうか?
そう考えると、築き上げたのでは無く築き上げてもらった状態にうまく乗ってこられただけ、というのが正しい見方かもしれません。

うまく乗れた時代と今の時代は、背景が全く異なります。
先輩方は過去の輝かしい成功体験を語ってはくれますが、価値観が古すぎて精神論ばかりに終始しがちです。

頑張るだけで結果が出るのなら、今のこの国の現状を説明できません。
きっと先輩方の成功体験は、これからの時代には役に立たないでしょう。

ここまで書いて誤解をして欲しくないのですが、先輩方の話を聞かなくていいということではありません。
あくまでも一定数以上の困った先輩方がいるという事例を述べたに過ぎません。
アドバイスを聞きながら自分にできることを吟味し取捨選択していくことでたくさんの道に気づくことができる、ということです。

どんな道を走っても、きっとあなたの役に立つでしょう。
大丈夫。間違いではありません。
自信を持って走ってください。

アドバイスを取捨選択しよう。

追記(2012.03.04記)

正直、私自身は現在の日本が嫌です。

若い人が希望を持てる時代にしたいと、私は切に願っています。
でも、それ以前に自分が何とかならないとまずいから起業や投資を勉強中です。
少しずつ勤労以外の収入を見いだし、拘束時間(通勤時間含む)やストレスで搾取されないように、自分のなかの価値観や行動、あるいはお金の使い方を数年がかりであらためています。
おかげでこの状況下にあっても、問題なく私は生きております。
貧すれば鈍すの言葉がある通り、自分に余裕が無いことには他人を助ける余裕もありませんからね。

国全体では先が見えず過去の価値観も通用しなくなってきた状況ですから、若い世代が他の世代と同じ舞台で勝負しようとしても不利なだけです。
お金も時間も経験も、そしてそもそも制度自体もが高齢者有利の出来レースだからです。

しかし意識が凝り固まっていない分、変化に柔軟性が持たせられることが若い世代の強みでもあります。

泥船のなかで取っ組み合いをしても、沈む時は一緒です。
そうなったら、現状に適応しようとしている人達と過去ばかり美化して難癖をつけるだけの人達ではどちらが助かるのでしょうか。

微力かもしれませんが、次世代を生きる人達の助力になればと書き綴っております。
応援しています。一緒に頑張りましょう。

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