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#764 / 2011.11.07

二本の梅

禅の法話に「二本の梅」というお話があります。


あるところに梅の木が二本ありました。
一本の梅は、春風が吹いたらすぐに咲けるように寒い時期から準備を整えていました。
もう一本の梅は、春風が吹いたら咲く準備を始めようと構えておりました。

春風は、ある日突然吹きました。

準備をしていた梅は、見事な梅を咲かせました。
もう一本は「では、そろそろ」と準備に取りかかりました。

ところが、春風はその日限りで二度と吹かなかったのです。
もう一本の梅は、ついに花を咲かせることはありませんでした。


この話からわかることは、2つあります。

  • チャンスは、誰にでも訪れるものであること。
  • チャンスは、日頃から準備をしておかないとつかめないものであること。

ここでの準備とは、物をそろえるような物理的なものだけでなく、話にすぐ飛びついていく挑戦心も含みます。

往々にして、チャンスは自分の思いがけないタイミングでやってくるものです。
ですから、誰からも頼まれていない時点から準備を始めている必要があります。

クルマで言えば、今からメンテナンスしますでは遅いのです。
すでにアイドリング状態で、あとはアクセルオンで飛びだしていくだけでなければチャンスはつかめません。
常日頃の態勢づくりから勝負は始まっているのです。

「チャンスの女神には前髪しかない」とは、よくいったものです。

チャンスは待ってくれません。
テレビやゲーム、またはネット等で時間を無為に浪費していませんか?
コンビニで酒やタバコ、スイーツ等の嗜好品で必要以上にお金を浪費していませんか?

準備をするには、お金や時間がかかるものです。
そして得るためには払わなければいけないものがあり、それらは有限であるということです。

準備が早すぎるということはありません。
残りの人生で一番早い未来、すなわち今から取り組むのが最速で準備できるということです。

いつか突然訪れるチャンスのために、頼まれもしない準備をしておきましょう。

頼まれていないメンテナンスをしよう。

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