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#747 / 2011.07.10

自転車での道交法違反

クルマから見れば、自転車は驚異です。

原付や二輪であれば免許制度があるため、ひどい運転をする人は少ないように思います。
しかし自転車は万人が気軽に運転できる乗り物だけに、マナーがなおざりになっているケースが増えているようです。

2011年7月、自転車に乗りながら携帯電話を使用したとして神奈川県平塚市内に住む県立高校1年の女子生徒が摘発されました。
警官は4回にわたって警告したものの、女子生徒は従わず信号を無視したといいます。
摘発後、女子生徒は「まさか摘発されるとは思わなかった」と話したそうです。

自転車でも道交法に違反すれば、罰金が科されます。
自転車に乗りながら携帯電話を利用したり、ヘッドホンで大音量の音楽を聴きながら運転することは禁じられていて、悪質な違反行為には5万円以下の罰金が科されます。

罰金だけならまだしも相手に重大な障害を負わせた場合、未成年者が運転していたとしても次のような賠償例もあります。

  • 自転車通学中の高校生が誤って歩行者に衝突し、脊髄損傷の重傷を負わせた。
    【賠償金】6,008万円
  • 女子高校生が夜間、携帯電話を操作しながら無灯火で走行中、看護師の女性と衝突。女性には重大な障害が残った。
    【賠償金】5,000万円
  • 街灯のない線路際の道で、自転車で帰宅途中の高校生が電車に気を取られて歩行者に衝突。歩行者は死亡。
    【賠償金】3,912万円

<引用元:警視庁

自転車乗用中の交通事故件数は151,626件(平成22年)で、交通事故全体に占める自転車事故の割合は20.9%あります。
そして、自転車乗用中による死傷者数は151,631人(平成22年)もいます。
<引用元:社団法人日本損害保険協会発行 知っていますか自転車の事故>

クルマ同様、自転車も車両(軽車両)であり、事故を起こせば刑事上だけでなく民事上、そして道義的な責任を負うことになります。

またクルマと異なり自転車には反則金制度が適用されないため、全て赤キップが切られます。
つまり、いきなり前科持ちになるということです。

他にも自転車に関する違反はたくさんあります。

  • 酒酔い運転(「酒気帯び運転」ではない):
    5年以下の懲役または100万円以下の罰金
  • 信号無視:
    3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金
  • 安全運転の義務違反(他人に危害を及ぼさないような速度と方法で走らなかった):
    3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金
  • 片手運転(傘さし、携帯電話、ヘッドホン含む):
    3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金

このほかにも様々ありますが、悪質なものについては罰金のみでなく懲役も含まれることに注意が必要です。
<引用元:警察庁

免許なしでも運転できるから、車重が軽いから、気軽に誰でも乗れるから。
それでも、自転車はクルマと同じ「車両」なのです。

クルマはコツさえつかめば簡単に操れます。
かといって野放図に走って良いわけではありません。
これは自転車も全く一緒です。

事故を起こしてからでは遅いのです。
運転者が未成年者だろうと高齢者だろうと、違反をすれば罪に問われます。

車両を扱うということは、相応の責任を負うということなのです。

自分の運転に責任を持とう。

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