重心ズレ
信号待ちのときリアビューミラーを見ると、時折、重心のズレたドライバーを見ることがあります。
体はシートに座っているのですが上半身が車内中央に寄っていて、顔の位置がどう見てもクルマの中心線上にあります。
なんでそんなポーズをとるのかわかりませんでしたが、しばらく観察していると、なぜだかわかりました。
彼は、インパネ中央にあるナビ画面を凝視していたのでした。
彼だけではありません。
運転中であれ何か興味のあるほうに目を向けてしまうことは、人間であれば誰しもあることです。
ここで怖いのは、姿勢が無意識に曲がってしまい、正しいフォームがとれないことです。
シート自体は前を向いているから本人も前を見ているつもりです。
でも、体の中心線が大きくズレていることに気がついていません。
本当はズレているのに、本人はズレていないと認識してしまう。
こういうことは、ごく日常にもよくあることです。
昔の成功体験から、現在にそぐわない精神論を振りかざしてしまう。
その場に合わない格好や振る舞いをしてしまう。
自己の主張に固執して、かたくなに他人の助言を聞き入れないで大きく遠回りをしてしまう。
本人は、ズレていないと信じきっています。
そのまま突っ切るのも一つの手ですが、要らぬ抵抗も大きいです。
ズレを直さずに進む、もしくは直してから進む。
どちらも、あなたの自由です。
でも、どうせならズレのない状態で進んだほうが、無駄な抵抗を受けること無く進むことができるでしょう。
常にズレていないか、自分を俯瞰してチェックしてみることはとても大事なことではないでしょうか。
追記(2011.11.02記)
文体を変更しました。
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