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#737 / 2011.05.01

パターン化

人間はいざというときのために、パターンを作っておかないといけません。
パターンと言っても、コンピュータのプログラムを駆使してとかそういった話ではありません。

わかりやすく言えば「手順化」です。
一連の行動の流れを、常日頃からシミュレートして体に染みこませておくのです。
それをパターンとしておき、無意識の状況下でも実行できるようにしておくと良いでしょう。

場合によっては、状況に応じてパターンを選ぶこともあります。
この場合はパターンA、こうなったらパターンBといったように、状況に応じてどういった行動をとるかを決めておくと、非常時でも対応がとれます。

今回の原発事故では、想定外の災害だったという意見が東京電力などからあがりました。
しかし、想定外の言葉は言い訳です。
通常あるべき電源供給が断ち切られたときや津波が堤防を越えてきたときなど、首都圏を含めた関東地方を商圏とした電気事業者なのですから、そのぐらいは対策してしかるべきです。
そもそも、同じ被災地である東北電力・女川原子力発電所で原発事故にならなかった経緯を考えたら、やはり手順化が足りなすぎたと言わざるを得ません。

考えてみれば、運転も手順化された一連の行動です。

ある目的地に運転していこうとするとき、ギアをDレンジに入れて、右折時にはウインカーをあげて、歩行者には気をつけて……のように一つ一つの動作をいちいち明言してアクションすることは無いです。
個々の動作は無意識で動かすに過ぎず、あくまでも「運転」というパターンにそって行動しています。

生きていくうえでほとんどのことは、パターンに沿って行動しています。

仕事のパターン、恋愛のパターン、対人関係のパターン、勉強のパターン。
「型にはまる」と言えば、あまりいい響きではありません。
ですが、まったくパターンが無いままでも困るのです。

パターン無しで初めて行なうことは、失敗が伴います。
パターン無しで毎回挑んでも、軸が無いから行動に対しての精度が異なります。

さまざまな事態を想定して、パターンを作っておくことです。
いつでもパターン通りに行動できるように、常日頃から繰り返して、無意識レベルでも動けるようにしておくことが大事なのです。

下地を用意しておこう。

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