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#735 / 2011.04.17

二者択一

世の中は、けして一本道ではありません。

先の震災で鉄道が不通になったため、私が普段利用している国道では頻繁に大渋滞を起こるようになりました。
国道と言っても片側一車線の追い越し禁止区間が続く道です。
遅い大型貨物車や右折待ちのクルマがいるだけで、すぐに渋滞が起きてしまいます。

とはいえ、逃げ道はあるのです。
とある町内ではかつて街道だった旧国道が併走し、5kmほど先で元の国道に合流するのです。

ものは試しで、その旧国道を走ってみました。
分岐直前に走っていた何台かの車両を把握していましたので、合流後にどちらが速いかがわかるはずです。

そして合流後、自分の前を走っていた車両は、再び自分の前を走っていました。


あちらが速くてこちらが遅かった、というのは結果論にしか過ぎません。
その経験のおかげで、逃げ道に逃げ込まないでもいいことを知ったのです。
次回以降は、分岐時に迷わなくて済みます。
そういう意味では、旧国道も正解ルートでした。

たまたま二者択一でしたが、複数の選択肢があっても正解は一つではありません。

人生にも岐路はたくさんありますが、どの選択肢を取るかはあくまでも自由です。
ただ、自分の選んだ道ならば、腹を決めていくしかないでしょう。

生きることは選択の連続です。
今日のお昼は何を食べようか、に始まり、帰宅時にはどこに寄ろうか、次の休みは何をしようか等。
もっと挙げれば進路先や勤務先の選択、どんな相手とつきあうか、誰と結婚するか等々、人間は死ぬまで取捨選択を繰り返すのです。

でも、未来を予見するのは難しいことです。

「たられば」を言えば、別の選択肢を選ばなかった後悔が残ります。
いいとこ取りをしようとすれば、自分の選択で得られた結果にすら不満が残ります。

別の選択肢には違う未来があると思うからこそ、失ってしまうかのような感じがしてしまうのです。
でも、それは錯覚です。
選ばなければ得ていなかったものは、結局のところ得ていないのですから、失うはずもないのです。

二兎を追う者は一兎をも得ず、とはよく言ったものです。
中途半端に今を追いかけても、得るものは少ないでしょう。

不平不満を言わないで、今のルートをしっかり走破することです。

選択した道をおろそかにしない。

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