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#731 / 2011.03.25

東電会見とマザーテレサ

なぜ、東電の会見に「自衛隊」や「東京消防庁」の名が出ないのでしょうか?

自分たちの過失でここまで騒がせておきながら、
決死の思いで作業している彼らの名を出さず、
「放水による一定の成果」がさも自分たちの功績であるかのように表現していました。

東電のサイトには「2020ビジョン」なる中期経営方針があります。

図を見れば、「未来を切り拓く」5つのプランと「人と技術が活きる」2つのプランをあわせて「社会の信頼を大切にする」と謳われています。

人の手柄を横取りして「社会の信頼を大切にする」と、被曝覚悟で仕事している自衛隊や東京消防庁に対しても言えるのでしょうか。

おそらく彼ら東電幹部は、ええかっこしいで自分たちが傷つくことをしたくないのでしょう。
むしろ「たまたま幹部でいるときに大震災が発生した。運が悪かった。」という被害者意識なのかもしれません。

その上、東電は件の原発事故や今後の電力不足に対応すべく1兆5,000億円規模の緊急融資を要請しました。
3年前、米国議会に救済支援を求めたビッグ3(GM、クライスラー、フォード)と重なって見えるのは私だけではないでしょう。

ここで、某所で知ったマザーテレサの言葉を引用します。

『思考に気をつけなさい それはいつか言葉になるから。
 言葉に気をつけなさい それはいつか行動になるから。
 行動に気をつけなさい それはいつか習慣になるから。
 習慣に気をつけなさい それはいつか性格になるから。
 性格に気をつけなさい それはいつか運命になるから。』

東電幹部の会見を見れば、上記の言葉の意味がよくわかります。
本当のボス(勝俣恒久東電会長、清水正孝東電社長)が表に出ないことや
現場に出ていないであろう東電幹部の説明が聞きがたくまとめきれていないことが如実に物語っています。

彼らは東電幹部というステータスが欲しいのであって、東電の一社員として誠心誠意働こうとは考えていないとしかとれません。

常にそう思考しているから、そう言葉に出るのです。
常にそう言葉を発しているから、そう行動に出るのです。
……そしてそれは、彼らの衰亡の運命につながるでしょう。

願わくば福島、ひいては日本の衰亡に引きずり込まないでほしいものです。
滅ぶのなら、彼らに自滅いただくのみです。

自分の責任は自分でとろう。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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