#73 / 2001.09.11

ボクサーギャンブラー

〜ギャンブラー・ザ・PerlWhite〜

勝負師は一発勝負屋だというのは、間違いだ。
常に小さな勝負を繰り返して、大勝ちするためのデータを蓄えている。
たくさん集めたデータを分析し、それをノウハウとして活かす。

こういう相手が、一番手ごわい。
倒しても倒しても必ず立ち上がってくる。
まるでボクサーだ。

あざやかなクロスカウンター1発のために、わざと小さな負けを拾って免疫をつけていく。
外野はカウンターしか見ていないから、あたかも一発勝負屋のように思えてしまう。

アイツとは長期戦になることが多い。
抜きつ抜かれつのデッドヒート。
まだまだ序盤なのに、だ。

アイツは、常に勝ちパターンを編み出し続けている。
次に会う時は、前に会った時の攻撃方法は通用しないのだ。
だからこちらも、精進しなければならない。
アイツはアイツ流の走り方があるし、俺には俺流の走り方がある。
質は違えど、精進させ続ける信念は同じだ。

むしろ、これからも終わりは見えてこないだろう。
アイツめげないから。
つき離したと思ったら、リアビューミラーにパールホワイトのセダンが映っているのだ。

うかうかしていられない。
生き様では負けられない。

ともに精進しよう。