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#729 / 2011.03.13

東北地方太平洋沖地震

2011年3月11日 14時46分。
東北地方太平洋沖地震 発生。
徐々に明らかになりつつあるとはいえ、まだまだ被害が増えると見込まれています。

被災地である福島県内から見えるのは、家屋倒壊、道路陥没、輸送機能マヒ。
コンビニやスーパーの陳列棚から食糧品がなくなり、各地で停電になり給水処置が行われている状況。

死ななかったことに感謝しつつ、1週間程度は縮退運転モードでの生活を覚悟しています。

震災から1日たって、それでもクルマを運転せねばならない地域だけに所用のため約100kmほど走ってきました。

わかったことは2つ。

まず、クルマは小さいほうがいいということ。

今、1人10リッターまでの給油制限が敷かれています。
随所で道路が陥没し、ときにはみんなまとめて農道への迂回をしなければいけません。
こんな非常事態にクルマに求めるのは高い運動性能ではなく、狭い農道でもすれ違えるボディの小ささであり、給油制限でも生き延びられる低燃費性能です。
近年の小型車志向は、災害対策においては間違っていないのかもしれません。

もう一つは、被災地に向かうドライバー達の意識への反発。

福島県内においてはやたら県外、こと関東圏ナンバーの乗用車に遭遇しました。
おそらく現地確認やらボランティア支援など食糧供給以外で来る人たちかもしれません。

正直、来ないでください。

現地の状況なんて各報道機関を見てのとおりだし、現地にボランティアの救援体制などほとんど整っていません。
気持ちはありがたいけれど、無駄に人が増えても道が渋滞するだけですし、それにより緊急車両や救援物資配達車両が遅れるのであれば要りません。

誤解を恐れず言えば、変な偽善を贈られるくらいならかえって要りません。

千羽鶴とかボランティアと一緒なのです。
無いよりはマシかもしれませんが、贈る側には往々にして「果たしてこれが被災者に有益なのか」という視点が欠けることがあります。
被災者何万人分もの水と食糧を贈られるならまだしも、千羽鶴で気持ちを込めましたといっても贈り手の自己満足を満たすだけでしかありません。

「なんとかしなきゃ」は、「なにかすればいい」ということではないのです。
力なき善意は悲劇しか生みません。

冷静に必要なものを見れる目を養おう。

追記(2011.03.13記)

2003年5月26日宮城県沖地震のときも被災しました。
あの日の経験から、防災グッズを用意するようになりました。
今度は震度6強。
あの日の経験は、幸い今、役に立っています。

追記(2011.03.13記)

書き忘れていたけど、クルマは給電装置にもなるのがいいですね。
携帯電話は通じにくかったけど、充電できたのがとてもありがたかったです。

追記(2011.04.03記)

件の震災は「東北地方太平洋沖地震」から「東日本大震災」へと名称変更されました。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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