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#723 / 2011.01.31

いつも遅れる人

何かするたび、いつも遅れる人がいます。

定時に集合を呼びかけても、毎日数分程度遅れる人。
毎月集金するとき、決まって払い忘れる人。

遅れる人は、いつも決まってこう言います。
「早くしなきゃ」
「今日はこんなことがあって遅れた」

そんなのは、口だけです。
繰り返すこと自体が、本気で改善する気のない証拠です。

遅れる人は、3つも損をします。

1つ目は、他人より少ない時間しか活かせないこと。
もしも失うのがお金なら、後で稼ぐなりすれば取り戻せるでしょう。
しかし時間は取り戻せません。
毎日5分ずつ遅れたとしたら、毎月150分、年間で1,825分、すなわち丸1日分以上の時間を捨ててしまうようなものです。

そして当人は、遅れるつもりがないのになぜか遅れてしまうというように不思議なことと感じていたりします。
でも、世間は「この人は自分を制御する意志が弱い人なのだ」と見てしまいます。
他人が抱いたあなたの印象は、悪化させるのは速くても好転させるのは至極大変です。
これが、2つ目の損することです。

最後は、自分がそのルーズさの渦に飲み込まれてしまうこと。
気づいていても直せないということは、永遠に自分を制御できないということです。
ずっと時間に遅れ続けるのでしょうし、欲望に勝てないことから浪費癖や肥満症と長くお付合いするのでしょう。
一事が万事とはよく言ったもので、遅れても大丈夫という人は遅刻以外の別なことについても自分を制御できていなかったりします。

一度遅れると何度でも遅れ続けてしまうものです。

運転しているときの場合、一度信号に捕まるとその後の平均速度がぐっと落ちます。
自分が信号1回分待っている間、多くの車両が自分の進路に流れてきて、結果として前を走ります。

入ってきた車両の中には、遅い車両も多数います。
時速50kmを堅持する配送トラックや地元の平均速度を知らない他県ナンバーの乗用車など、彼らに悪意はなくとも平均速度を下げられてしまうのです。
さらに赤信号の追い討ちで、もっと遅くなってしまうことが多々あります。

そうした遅刻の連鎖を断ち切るには、遅刻しないように早く出発すること。
すなわち、遅刻に無頓着な自分自身を制御するしかありません。
なぜなら、遅れることで損をするのは他人ではないので、他人が手を差し伸べてくれるはずがないからです。

明日も遅れるかどうかと考えてしまうと、きっと改善できません。
そうではなくて、一生死ぬまでルーズで居続けたいのかどうか、で考えてみてください。

未来は、常に「今の積み重ね」でしかないのです。

他人に人生を制御されないようにしよう。

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