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#719 / 2011.01.01

コストパフォーマンス

あなたのクルマ、単位あたりでいったいいくら掛かっていますか?

1日あたりの費用。
1kmあたりの費用。
1月あたりの費用。

ざっくりわかりたいのであれば、自動車維持費シミュレーション燃費記録シートである程度の費用が算出できます。

私のクルマの場合、1km移動するのに約7円の燃料費がかかります。
今の仕事は片道40kmかかりますから、1往復の通勤で約560円、1月で約11,200円の燃料費が掛かっています。

しかし費用だけがコストではありません。
時間も、自分の資産を費やすという意味でコストです。

お恥ずかしい話ですが、通勤で朝出るのがギリギリで、2〜3分遅れただけでも危ないということがしょっちゅうあります。
そこでたまに高速道の1区間ないし2区間使ってしまうのですが、それで1区間400円、2区間で600円かかります。
それで得する時間は8〜14分。
つまり高速代金でその時間を買っていると考えることができます。

でも本当は、朝15分早起きすればいいだけの話なのです。
それができないで失うコストなのですから、時間で得しても金銭的には損なのでトータルで得しているとは言いがたいです。
でももし貧乏性の人だったら、時間面で見ず金銭面でしか見なかったりするので、すごく損した気持ちになります。

お金だけでなく時間も大事な資産だと思うのです。

組織によってはサービス残業やら義理で出席する飲み会やらで、みずからが望んでいないのに時間を浪費させられる習慣があったりします。
悲しいかな、こういった組織のトップにいる連中は、自分の時間は大事がるくせに他人の時間を奪うことに関しては無頓着だったりするので始末におえません。

年の初めという絶好の機会ですから、仕事や家庭、遊びなど自分の活動すべてにおいてかけている時間や費用などのコストを一度再構築してみるのもいいかなと思います。

言ってみれば、時給の発想です。
月給いくらで仕事をしている人も、月の労働時間で割って時間給がいくらかを算出してみてください。
そこからさらに60で割ると、1分間にあなたが仕事で拘束された時間でたいする報酬額がわかります。
それがあなたの単位時間給だとしたら、無駄な会議や休日出勤、サービス残業、もろもろの望まぬ奉仕時間でいくらコストをかけてしまったかが算出できます。

もしあなたが仮に時給1,200円だったとすると、1分間あたり20円稼げたはずなのです。
たまたま計算しやすいので1,200円と書きましたが、たとえアルバイトだとしても稼いでいるのなら単位時間当たりの報酬額は0ではないはずです。
それがわかっているかどうかで、次の2つの効果があるのではないかと思います。

  • 無駄な浪費を食い止める
  • 意固地になって現状維持を貫くときの損失コストを計算する

1の「無駄な浪費を食い止める」は、ある物が欲しくなったときにそれを買うために何時間掛けなければいけないかを思い出すということです。
もっと踏み込んで言うと、それだけのコストを投じて見合う利益があるかを冷静に考えることです。
もしそれが12,000円であれば、10時間分働いてまでそれを得たいかを基準にして考えてみることで、無駄な浪費を食い止めることができるのではないでしょうか。

2の「意固地になって現状維持を貫くときの損失コストを計算する」とは、投じればリターンが出るのにそれをせず意固地になって現状維持を貫くときにどれだけ損失が出るかを考えてみるということです。
先ほどの例で言えば高速道路で行けば速いのに、高速代をケチって下道を使って失う時間のロスがあなたの信用のロスにつながってしまうような場合です。
目先の金銭ロスは取り返せても、時間だけでなく失った信用を取り返すことはなかなか難しいです。
そういった見えないコストまでも計算して、何をとれば一番ロスが少ないかを冷静に見極めましょうということです。

もちろん費用や時間だけがコストではありませんが、トータルでいくら費やしているかだけでなく、単位時間あたりいくら掛けているかとか、取り返すにはどれだけ費やさなければならないかを知っておくことは、今年だけでなく今後を生きるうえでとても重要なことではないかと思います。

がめついとかそういうことではなく、片手に算盤を携えながら冷静に考えることも大事なことではないでしょうか。
お互いに、今年も良い年にしましょう。

単位当たりのコストを知ろう。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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