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#716 / 2010.12.12

お守り

クルマにお守りを積む人は多いですが、御利益を得るものとは違うようです。

建功寺住職・枡野俊明さん著作「禅、シンプル生活のすすめ」によればこう書かれてありました。

「お守りというのは、御本尊(仏様)の分身だと思ってください。
 その御本尊を一年間預かるわけです。
 つまり、あなたが御本尊を守らなくてはいけないんですよ。
 お守りを大切にすることで、あなた自身を大切にすることになるのです。」

すなわち、自分が無茶をすれば御本尊を危険な目にあわせてしまうから、そうならないよう常に思慮深い行動を心がけなさい、ということです。
私自身、この話を聞くまでは、お守りで何がしかの御利益があるものだと考えていました。
そうではないのですね。

すると、たくさんお守りを持っている人は、それだけの御本尊を守らなければいけないわけです。
御利益でなくプレッシャーが与えられてしまうともいえるでしょう。

また御本尊がたくさんいらっしゃることで、御本尊同士でケンカしあってしまうかもしれません。
そうだとすると、守らなければいけないあなたは、それぞれの御本尊に配慮しないといけないことになります。

たまにたくさんのお守りをつけているクルマを見ます。
それは、たくさんの御利益を得ているわけでなく、たくさんの御本尊が緊張関係にある不安定な状況なのかもしれません。

多ければよいというものでもないし、過剰に期待しすぎてもいけないものなのです。

思慮深い行動を心がけよう。

追記(2010.12.13記)

神頼みもいいでしょう。
しかし、最後に力を発揮するのは、やはり自分の行動なのでしょう。

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