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#711 / 2010.11.08

運転がうまくなるノウハウ

運転がうまくなる方法。
仕事ができるようになる方法。
学業や資格試験で優秀な成績を修める方法。

インターネットのおかげで、そういったノウハウをたやすく手に入れられるようになりました。
しかし残念ながら、ネットに正しい答えが載っているとは限りません。

当サイトへの検索キーワードを見ると、維持費や減価償却費など自動車にまつわる費用についてを知りたくて、たくさんの方が訪れていることが読み取れます。
しかし公開後であっても、その時点で正しい情報になっているかを定期的に確認しなければなりません。
私は記事や表計算ソフトのシミュレーションツールで嘘を書いているつもりではありませんが、例えば自動車重量税等の改正があってもそれに気づかず旧制度のままほうっておいたりしてしまったこともあります。(執筆時点では税関係の金額は最新になっています)

またネット上のオンライン百科事典「wikipedia」だって100%真実が書かれているとも限りません。
多くの執筆者は善意だと思いますが、自称識者とか学者くずれの方が検証されていない自論を執筆することがあるとも聞きます。

なかには意図的に情報を隠蔽したり虚偽表示をしている悪意ある人達もいます。
たとえそれが有名なテレビ局や新聞等のメディアであっても、自らの思惑から不都合な情報は隠したり捻じ曲げてしまうものです。
海外の反日デモは大々的に報じるのに国内の反中デモは伝えない事実を見てもわかるように、大手メディアといえどもあくまでも自分たちの思想や利益から伝えることと伝えないことを選別しているのです。

ともかく、悪意の有り無しに関係なく結果的に間違った内容になってしまえば、やっぱり真実ではないでしょう。

常に真実を得られるわけではないのだから、ネットやテレビ、あるいは新聞から手に入れた情報からでは、物事の真髄というか本質への到達が難しいと思うのです。
それなのに多くの人は結論だけを知りたくてネットやテレビを見るのですが、それで物事の本質を知ることはできるのか疑問です。

自分で調べたり体験したりして正しい答えなのか検証してみるプロセスは、どこかで必要なのではないかと思うのです。

物事がうまくなるまでには10,000時間の努力が必要だといわれます。
これはただ無為に10,000時間浪費すればいいわけでなく、向上するための努力を10,000時間以上かけなさいという意味です。
この努力の中にいくつもの検証プロセスがあって、それを経ることではじめてうまくなっていくものだと思います。

冒頭の運転がうまくなる方法としては、単にクルマを走らせるだけの運転を10,000時間続けても効果がほとんどないでしょう。
走行技術向上なのか燃費向上運転技術なのかというように、まずどういう方向にうまくなりたいのかを決め、そのための概論を知り、さらにいくつか向上するための仮説を考え、何度も実践しながら検証する一連のプロセスを繰り返していくことだと思います。

もちろん、概論を知る上ではネットやテレビはとても有用だと思います。
しかしそれとて情報が誤っていることはたくさんあるし、一つ一つ自分で検証していかないと真実を知ることはできないでしょう。

泥臭いかもしれませんが、きちんと検証プロセスを経て真実を知らないとそれ以上は成長しません。
表面的な結論を知るだけでは理由が説明できず、そこから応用することもできないからです。

面倒くささを嫌っていてはいけません。
いつまで経っても向上しない、また死ぬまで他人の情報で右往左往させられたくないというのなら、物事を一つ一つ検証してみる癖を身につけたほうがいいでしょう。

結局、安易に得られる知識だけでは限界があるということです。

きっちり検証しよう。

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