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#703 / 2010.09.13

エコカー補助金終了

去る2010年9月7日、当初期限の9月末よりも早くエコカー補助金が終了しました。

新車購入時に、対象車両が2010年燃費基準達成車であり、しかも車齢13年超車からの乗り換えならば登録車で25万円(軽自動車は12.5万円)の補助金が下りるというものでした。
補助金目当てでディーラーに向かった人が多かったらしく、予定よりも早い制度終了に戸惑いの声も多数あったと報じられました。

暴論を承知で言いますが、私などは新車販売のカンフル剤とはいえ、購入車両の選択を惑わせる選択肢が無くなってかえって良かったのではないかと思います。
まだまだ走れるクルマばかりなのにエコの名で無理に需要をほじくりだしたところで、将来の需要を先食いしているにすぎないのです。
もしかしたらエコというより、自動車会社や経済産業省のエゴだったのかもしれません。

しばらくは販売も落ち込むでしょう。
それは、補助金で安かったから買っていたけど、安くならないなら買わないという人が多数いるだろうからです。
確かに、低価格は1つの武器ではあります。

私は消費者ですが、もし販売側にいたらそういった意見は聞かないことにしたでしょう。

買う側なら安ければ安いほどお得です。
しかし売る側で考えたとき、負けろといわれて安くし続けていれば、それは望まぬ安売りとなるのです。

たくさん品数があれば、特定の商品単体だけは客寄せのため赤字になっても他の商品を買わせて黒字にすればいいでしょう。
しかし通常の商品だけを売るならばそれがしにくいから、個別の商品で利益を出せるようにしていくのが王道だと思います。

そもそも文句を言う人は、何をやっても文句を言うのです。
そういう人は周囲を疲弊させるだけの存在でしかないから、もう相手にしなくていいです。
相手がダメというならさようなら、それでいいではありませんか。

むやみに安売りしないというのは、大事なことだと思います。
これは、闇雲にプライドを高くしてもいいというわけではありません。

クオリティは保ちつつもコスト減には取り組んでいくこと。
不当な値下げ合戦に参加しないこと。
そして、できないことはできないと断ること。

こうしたプロセスを経て安くしていくのならば、わかります。
しかし目先の利益ほしさに安易に安売りすると、必ずどこかで破綻します。

もし今、低価格しか売りが無いのであれば、自分に何か付加価値をつけるか、よりローコストでやっていける仕組みを作っていくのが最善でしょう。
目指すなら高級車か低燃費車のどちらかなのです。

安易な安売りは、やめよう。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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