トップ > コラム > コラム No.682
 
トップ > コラム > コラム No.682

#682 / 2010.04.26

マップ俯瞰

あなたは地図を見ることが好きですか?

地理が好きだったという人はそんなに多くないかもしれません。
地図を渡されても、東西南北かかわらず自分の進行方向を常に上向きにしないとダメだという人もいるでしょう。
そもそもナビがあるのだから、あえて印刷された地図なんか無くても気にしないとお思いかもしれません。

今までの私の経験則から、地図は苦手だという人は少なからずいます。
でもそんな地図を読むことができない人達には、ある弱点がありました。

地図を読めない人は、ほぼ間違いなく物事の大局を掴めない人達ばかりでした。
つまり、自分の見える範囲しか見えないことが多いのです。

知らない街に旅行に行ったときの事を想像してみてください。
もし地図がなければ、今どこにいて、全体の経路はこんな感じで、周辺の寄り道スポットはこんなところがあってなどということはまったく知らず、そもそも北はどっちだ?なんてことで迷うのです。

迷う人は、まったくわからなくて迷うわけではないのです。
聞いた話ですが、交差点や特定の施設の前などといった場所ごとのイメージは人一倍記憶していたりするのです。

例えばA地点はどこどこの交差点だった、B地点の右手にはコンビニが見えた、C地点は国道との分岐点があったというように場所ごとの特徴は捉えていたりします。
ただ、それらABCの各地点が地図上のどこに位置するかがわからなくて迷ってしまうのだといいます。
言ってみれば、その地域全体が大きく俯瞰できないからこそ迷ってしまうのです。

ナビがあれば俯瞰できるとも限りません。
ナビで地図を出したとしても、現在位置から目的地までの経路にしか目が行かなくなるでしょう。
そもそもナビが自動的に経路検索してくれるから、能動的に地図全体を見るわけでなく受動的に指示されるだけになります。
そんなのはみずから俯瞰するとは言えません。

俯瞰する力は必要です。
自分だけが問題なしならOKではなくて、歩行者や対向車、後続車両や周辺にいる二輪車、果ては先の信号が変わるタイミングまで、全体を通して俯瞰できていなければスムーズにクルマを走らせることは難しいでしょう。

俯瞰が必要なのは、なにも運転だけではありません。
家計の流れが俯瞰できていないと、いつまでもお金は貯まらないでしょう。
仕事の進捗管理だって俯瞰の一つですし、国内外の経済動向を読めないようでは投資をするとか辞めるといった判断もできません。

俯瞰ができなくても生きていくことはできるのですが、俯瞰できないといろいろ損なのです。

自分の目で大局を掴もう。

サイト内リンク