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#677 / 2010.03.22

自動車購入費用

はじめてクルマを買うときが、税金や手数料について真剣に考えさせられるときという人は多いのではないでしょうか?

住宅や保険に次いで高額商品とされる自動車。
初めてクルマを買う人はおそらく消費税しか縁が無い生活を送っていて、少なからず驚くと思います。

たしかに見積書を見ると、さまざまな税金や代行手数料が出てきます。
簡単におさらいしてみましょう。

  • 自動車税(軽自動車税)
    毎年4月1日午前0時の時点で自動車を所有していれば課税される税金のことです。
    年度の途中に取得した場合、自動車税は翌年3月までの残月分を按分して支払います。
    また軽自動車税は、按分せずに支払います。
     自動車税額 = 排気量で定められた自動車税額 × 残月数 ÷ 12
     軽自動車税額 = 排気量で定められた軽自動車税額
    排気量ごとの自動車税額については、「軽自動車の存在意義」も参照ください。
  • 自動車取得税
    自動車を取得した取得者に対して課税される税金のことです。

    <新車の場合>
     自動車取得税額 = 取得価額 × 税率
    取得価額とは、自動車を取得する際の取引価格のことです。以下の式で算出します。
     取得価額(1,000円未満切捨て) = 課税標準基準額 + 付加物の価額
    税率は、普通乗用車・小型乗用車が5%、軽乗用車は3%となっています。
    課税標準基準額は「自動車取得税の課税標準基準額及び税額一覧表」に記載されている金額です。
    その資料は私が見つけられていないのですが、おおよそ新車価格の90%程度といわれています。
    付加物は、いわゆるメーカーオプションの金額です。ナビやステレオ等の金額です。

    <中古車の場合>
     自動車取得税額 = 取得価額 × 税率
    取得価額も税率も新車同様ですが、取得価額の計算が異なります。
     取得価額(1,000円未満切捨て) = 課税標準基準額 × 残価率
    残価率は製造時からの経過年数から算出された掛け率です。
    表677-1 残価率(2010年3月時点)
    経過年数残価率
    (普通・小型乗用車)
    残価率
    (軽乗用車)
    経過年数残価率
    (普通・小型乗用車)
    残価率
    (軽乗用車)
    製造直後1.0001.0003.5年0.2610.133
    1年0.6810.5624年0.2150.100
    1.5年0.5610.4224.5年0.177-
    2年0.4640.3165年0.146-
    2.5年0.3820.2375.5年0.121-
    3年0.3160.1776年0.100-
    経過年数は、1/1〜6/30までの取得を0.5年とし、7/1〜12/31までの取得を1年と計算します。
  • 自動車重量税
    自動車の区分や数量に応じて課税される税金のことです。
    普通・小型乗用車は車両重量0.5トンごとに年額6,300円、軽乗用車は年額4,400円、それぞれ課税されます。
  • 検査登録手続代行費用
    自動車を登録しナンバープレートをつけるための代行費用です。
    代行費用ですが、実質は削れません。
    ナンバーが無ければ公道は走れませんので、代行せずにやろうとすると搬送トラックを借りなければいけなくなります。
  • 車庫証明手続代行費用
    車庫証明をあなたに代わって行なってもらう費用です。
    自分で車庫証明を提出することもできますが、最低2回警察署に赴く必要があります。
  • 納車費用
    販売店から自宅まで納車してくれる費用です。
    自分で取りに行けばタダなのですが、販売店によってはカットに応じてくれない場合もあります。

参考までに、自動車購入時の見積りシミュレーションシートを作成してみました。
よろしかったらお使いください。


皆さんもご存知のとおり、車両本体価格だけではクルマは買えません。
税金・保険・各種諸費用、なまじ高額商品だけに自動車取得税と消費税がとくに大きな出費になります。

さらに代行費用なんかも発生します。
もちろんお願いするとお金がかかります。

しかしものは考えようで、面倒であればやってもらったほうが得な場合も多々あります。
検査登録手続や車庫証明手続は、自分でやるのは面倒です。
通常、検査登録手続は代行するのが一般的で、車庫証明手続もよく分からない、もしくは平日に暇が無いといった理由でこれも代行してもらう場合が大半です。
代行費を支払うことで、自分が携わらなければいけない時間を買っている、とも言えます。

でも、よっぽど自分が暇で自宅にトラックがあるのなら、あえて経験してみるというのもひとつの生き方として面白いです。
自分の意思でやってみたいようにやってみるならば、それもまたよし、だと思うのです。

ただ残念なのは、ただケチりたいだけで代行費カットに走る人がいるということです。
お金がかかるならもちろん安いに越したことはありませんが、目先の金額だけしか見ていないようで少しばかり心が貧しいようにも感じてしまいます。

「貧すれば鈍する」と言います。
わずかばかりのお金をケチって、より心や信頼を失ってしまえば、さらにお金を失いかねません。
負のスパイラルに陥らないためにも、お金だけが指標になっていないか気をつけてみてください。

時間を取るかお金を取るか。
闇雲に削るだけが能ではありません。

お金を勉強しても、お金以外に指標を見つけよう。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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