#67 / 2001.09.04
過信
国道294号線。
柏(千葉)から真岡(栃木)・白河を抜け、会津若松(福島)まで結ぶルートだ。
白河以降は山越えになるので、冬期期間中は走るのを避けておくのが無難だ。
たとえ4WDでも。
若松に向かって行くと、奥羽山脈に差し掛かるころ1台の黒いFRセダンにすれ違う。
道路左側に停止しているのだ。
もっと正確にいえば、そこで動けなくなったようなのだ。
つづら折りの下り坂を越えたものの、道路わきに突き刺さってしまったクルマは痛々しい。
でも、ここで注意して欲しいのは、「雪道は怖いよ」ということだけではない。
「過信は禁物」なのだ。
まず言えるのは、4WDは万能ではない、ということ。
雪道やオフロードに強いイメージがあるが、実際、雪道でもすべるものはすべる。
重たい分、すべりだしたら止まらないのだ。
4WDより、ABS付きブレーキが必要だ。
それから冬場は、発車するたびホイールスピンを経験する。
4WD車でスタッドレスタイアを履いても、だ。
過労運転も同じだ。
まだいけると思って走っていても、脳は休んでしまう。
コタツでふっと寝てしまうように、運転中に意識がなくなることがある。
一度だけ経験がある。その間わずか5、6秒。
これは恐ろしい。
時速60km/hだと、6秒間で100mも走っていることになる。
あの時は夜間の対向車がいない道だったが、怖くなって近くのコンビニに停めて寝てしまった。
4WDだから、まだいけるから。
こんなのはヘリクツでしかないのだ。
自損事故をおこしたら、いたたまれない。
ましてや、加害者になったら前科が付いてしまうのだ。
一番怖いのは、おそらく呑んだあとだと思う。
ちょっと呑んじゃったけどいいよね、なんていう友達には力づくでも止めよう。
それで嫌われるなら、仕方ない。
親しい人には加害者になってほしくないのだ。
過信は捨てよう。