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#663 / 2009.12.14

登坂車線

遅いクルマのための「支援策」として登坂車線があります。
登坂車線は上り坂に多く見られ、山間部を走る路線をはじめ全国津々浦々に設置されています。

実は、登坂車線走行における最低速度は決まっていません。
かといって、モタモタ走り続けてよいものでもありません。

あくまでも「登坂」ですから、上り坂が終われば否応無く登坂車線は終わります。
うまい人は終わる前にスムーズに戻れますが、そうでない人は戻れなくてブレーキを踏んでしまいます。
合流時こそ勢いが大事ですから、モタモタしているとうまく入れなくなります。

いつか元に戻るときのために、モタモタし続けないことが大事です。

登坂車線くらいなら、いつか終わることは予見できます。
しかし「支援策」真っ只中に身をおいていると、ほとんどの人は終わりが来ることすら気がつきません。

エコカー減税やETC割引など、だんだんあるのが当たり前な感じがして、いつまでも続いていくような気がしていませんか?

親の定年退職を考えていない実家暮らしのニートや、プロポーションだけで売っているグラビアアイドルに近いものを感じます。
あくまでも、今たまたまサービスしてもらっているだけなのです。
支援策なしでかつ自分の実力で切り拓くことすら不可能なのに、なんとなく大丈夫なように勘違いしている人を見ると、老婆心から危険ですよといいたくなります。

当たり前だと思っていても、実は支援してもらっていることはたくさんあります。

もしも勤めている会社が倒産して、勤労収入が途絶えたら。
もしも頼りにしている肉親が、明日亡くなったとしたら。

たとえ自分の大事な何かがいきなり終焉したとしても、生きることに劇的な悪影響が出ないように対策をたてておくことは非常に重要です。
日々を安穏とすごすことは悪いことではありませんが、突発的な変化がおきてもすぐに車線変更できる最低限のスピードは保ち続けたいものです。

いずれ来る変化に備えよう。

追記(2009.12.14記)

具体的には、貯金と投資(資金と自分の職能技術)が必要なのだと思いますが、あなたはいかがでしょうか?

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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