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#659 / 2009.11.09

ガンバレ未来の自分

人間は一度にひとつのことしかできません。

運転中を思い出してください。
前進中に後退することはできませんし、
右折するときに左折もできません。
もちろん逆もしかり、です。

冷静に考えれば、今という一瞬にやっていることはたったひとつしかないのです。
これは人生のどの瞬間においてもまったく同じ。
しかも、死ぬまで変わらない原則です。

人間は欲張りなものだから、いちどきにあれもこれもとやりたがるのです。

自己顕示欲が強い人ほど、この罠に陥りがちです。
カッコよく見せよう、あるいはマイナスを見せないようにしようとする気持ちが強くて、あれもこれもと頑張ってしまう。
しかし実力が伴っていないことも多く、どちらも共倒れになってしまう。
そうして、何もできないだのいろんな問題を抱えているだのと卑下して自分が無力だと感じてしまうのです。

「二兎を得るもの一兎も得ず」とはよく言ったものです。
身体はひとつ、脳もひとつしかないのですから、複数の案件を一気にかかろうとしても限界があるのは当然です。

とりあえず、今の自分にいろいろやらせようとするのは愚策です。

こう書くと効率化を否定しているようですが、そうではありません。
効率化しようとして一つ一つがおろそかになっては、まったく意味が無いといいたいのです。

あくまでもシンプルなことです。
ひとつのひとうの「今」を、ブレずにこなすことに集中していくということです。

効率化はそのあとのステップで行なうことです。
すなわち、基本ができないうちに小手先のテクニックで効率化しようとすれば、後々どこかで破綻します。
効率化する意欲を持つことは素晴らしいことですが、基礎をなおざりにしてはいずれ手直ししなければならなくなるでしょう。

まず、眼前のことから片付けていきましょう。

運転中だって一つ一つ片付けていっているはずです。
目の前の歩行者、対向車、駐車車両、サイドミラーに映る二輪車、バックミラーに映る後続車。
いろんな情報が飛び込んでいますが、瞬時に優先順位をつけて処理していっているでしょう?

すべての矛先が同時に向かってこないのと一緒で、すべてのトラブルが同時に襲い掛かってくるわけではないのです。

だからまず、今というこの一瞬にできることだけに向き合っていくこと。
これだけ考えれば、後のことは未来の自分がこなしてくれます。
それくらいの意識でいいのです。

今の自分がキャパシティいっぱいいっぱいになることはありません。
譲れるものは未来の自分に託してみるのも、今時点の自分を守るという意味でとても重要なことです。

その瞬間にあった自分が、きっちり処理しよう。

追記(2009.11.09記)

いろいろこのサイトなどでも調べ物をしたりするときがありますが、
深夜遅くなっても終わらないときは「頼むぜ、明日の自分」といって寝てしまいます。
朝型なもので、深夜はまったく頭が回らないのです。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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