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#646 / 2009.08.09

ノミとクモ

行き詰ったら、じっとしましょう。

こんな話があります。
2本のビンを用意し、片方にはノミを、他方にはクモを入れ、それぞれ栓をします。
そのあと2匹は、それぞれ興味深い反応を示しました。

栓をされたノミは、驚いてビンの中を精一杯跳ね続けます。
しかし逃げられず、ついには疲れ果て跳ねようともしなくなります。
そのあと開栓するのですが、ノミは出ようとしませんでした。

一方、栓をされたクモはビン内を少し動き回り、閉じ込められたことを認識します。
すると、じっと動かなくなりました。
そのまま動かなかったクモですが、開栓するとクモはいそいそとビンの外へ出てきました。

じっとするということは、けして何もしていないわけではなく、あくまでも機を見る姿勢です。

確かに、常に何かをしていなければいけないと考える人は多いです。
それは間違いではないと思いますが、ジタバタしてもどうにもならないときにジタバタしても意味が無いのです。

携帯電話の電波も入らないような山奥で、ガス欠になってしまったときを想像してみてください。
迂闊に外を出歩いて山中で迷子になるより、じっと待って通りがかりのクルマに救援を求めたほうが生還できる確率が高いです。

闇雲に動くばかりが上策ではないのです。

ときには辛抱強く、好転を待とう。

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