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#644 / 2009.07.27

1kg700円?

とある本を読んだところ、自動車の製造原価は1kgあたり700円程度らしいです。

表644 想定される製造原価(車両重量1kg=700円と仮定)
車両重量(kg)想定される製造原価(円)
700 490,000
800 560,000
900 630,000
1,000 700,000
1,100 770,000
1,200 840,000
1,300 910,000
1,400 980,000
1,500 1,050,000
1,600 1,120,000

各メーカーも公表していないので、あくまでも私の推測です。

もちろんメーカーや車種、あるいはその時代によっても製造原価は異なりますから、全車種が1kg700円ではないでしょう。
高級車やスポーツカーはエンジンや足回りにもお金をかけているでしょうから、1kg700円ではないはずです。

ただアルトやエッセのような700kg前後の軽セダンの最廉価グレードで税抜きで70万円台から販売していることを考えると、実用志向の車種についてはあながち大きくはずれている訳では無さそうです。

しかし実際にその車が生まれるまでは、製造原価以外もかかっていると考えられます。
製造原価とは主に材料費や人件費(労務費)、それに経費を指すのですが、それ以外のコストもかかっているのだろうと想像できます。

それは製造部門が長年かけた研究開発費だったり、エンジニア達の熱い情熱だったりするのでしょう。
そうした帳簿に現れないコストに思いをはせてみると、自分という人間も見えないコストから成り立っているのだと思うのです。

教育を受けたことにかけた対価と時間。
スポーツや部活動で鍛えた身体能力。
そして広がった人脈。
それら以上に何よりも、今のあなたになるまで愛情を注ぎ続けた人。

自分と書きましたが、あなたもまったく一緒です。
かけた費用や時間を遡ってみれば、無価値の人なんていません。

自分にとって不都合なことをいちいち悲観的に捉えて自暴自棄してしまう人がいます。

気持ちはわかりますが、そうしたところで結局何も生み出しません。
生み出さないことにこだわっても、誰も助けてくれないし事態は好転しません。

そんなことより、あなた自身が無価値でないことに感謝したほうがよほど建設的です。

過去から積み重ねた価値に自信を見出そう。

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