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#636 / 2009.06.07

次世代エコカー

世間ではやたらエコエコと「エコ」と言いたいだけの人達が多くて、いささか食傷気味です。

そんな「エコ」がキーワードの今日ですが、ハイブリッドカーだけがエコカーではありません。
三菱自からアイミーヴ、富士重からプラグインステラと2台の電気自動車が先日発表されました。

そもそも、次世代のエコカーとしてどんな技術があるのでしょうか。
簡単にまとめてみました。

表636 次世代エコカー技術
種類特徴代表車種例
燃料電池自動車 水素と酸素の電気化学反応で発生した電気でモーターを駆動して走行します。充電は不要だし、排出ガスはなく水しか排出しません。デメリットは車両価格が高く、また水素燃料の製造および補給インフラが完全に整っておらず一般向けではないことです。
電気自動車 バッテリーに蓄えた電気でモーターを駆動して走行します。排出ガスは出ません。ただし車両価格はまだ高価で、航続距離も160km程度。充電インフラも未整備です。
ハイブリッドカー 混合の名のとおり複数の動力源で駆動します。シリーズ方式(エンジンと発電機をあわせ発電して走行する)とパラレル方式(エンジンとモーター等、複数の動力を切り替えたり補佐しながら走行する)があります。既存インフラを利用でき現在普及中ですが、採掘と精錬のコストが高いレアメタル(希少金属)を使用するため、いずれレアメタル確保問題が起こるかもしれません。
天然ガス(CNG:Compressed Natural Gas)自動車 天然ガスを圧縮した高圧ガスを燃料とします。PMはほとんど排出されず、NOxの排出も大幅減です。
LPG自動車 LP(液化石油)ガス、いわゆるプロパンガスを燃料とします。ほとんどのタクシーはLPG自動車です。
DME(ジメチルエーテル)自動車 ジメチルエーテルと呼ばれる噴射剤を燃料とする自動車です。LPGや軽油に代わる燃料として期待されています。
水素自動車 水素が燃料です。二酸化炭素や一酸化炭素は排出しません。水素供給インフラ展開が課題です。
次世代ディーゼル自動車 従来のディーゼルに比べNOx(窒素酸化物)をガソリン車並みに下げるなどの技術で、排気ガス成分のクリーン化、またエンジン性能が向上しました。

大きく分類すれば上記のとおりです。

なかでも現実的に私達に最も近い位置にあるのは、ハイブリッドカーです。
車両価格が庶民でも手の届く範囲だし、既存インフラであるガソリンスタンドが使えるからです。

同じ理由で次世代ディーゼル自動車も私達に近いでしょう。
私達日本人の多くは「ディーゼルは有害物質を多く吐く」と毛嫌いしますが、欧州では低燃費で環境にやさしいと認識され、新車販売の約半数がディーゼル車です。
近年、有害物質のNOxやPM(粒子状物質)をほとんど出さないディーゼルエンジンが開発され、欧州車を中心に搭載されるようになってきました。

国内では日産エクストレイルに搭載されて発売されていますが、6速MTしか選択できないため販売が芳しくないようです。
ここ2、3年で、ホンダや三菱も次世代ディーゼル車を投入予定なので、それを機に国内でも人気が高まるかもしれません。

とはいえ、いずれもやはり燃料頼みで石油枯渇を先送りしているため、次世代へのつなぎとも言えそうです。

燃料を使わず排気ガスも発生しない燃料電池自動車や電気自動車。
個人的には、20〜30年内にはそれらが主流になるだろうと考えています。
車両価格やインフラを考えても、まだ普及期ではありませんが、徐々に内燃機関から移行するでしょう。

永遠に同じものなんてないのかもしれません。

万物流転という言葉があります。
すべてのものはとどまることはなくいずれ移り変わるもの、という意味です。

翻ってみれば世の中、同じ手法は続かないことばかりです。

過去の成功体験や枯れた経営理論に引きずられたビジネスでは先細るだけだし、いくら美人で可愛くても笑顔だけで丸みこめるのは若いうちだけしかありません。
頭も体も鍛えないのに、永遠に同じ方法で切り抜けられるわけは無いのです。

大昔は、ベテラン芸人よろしく同じネタだけ繰り出していれば、義理でも何でもとりあえず通用していました。
ちょっと前は、コンピュータとかメールが扱えるかどうかで、仕事に差が出たのです。

もう同じネタだけの人はつまらないし、誰もがPCやケータイを使うようになりました。

そこに気がつかなければ、何も考えずにそれを繰り返すだけの人生です。
その生き方はロボットとどう違うのか、私にはわかりません。

しかしそこに気がつくと、ほとんどの人は自分が没個性的になってしまったように感じ、ものすごく悲しくなります。
そこで腐るか開拓するか、です。

腐ってしまえばひがみ続けるだけの人生が待っています。
私は、これをお勧めしません。
人生は有限なのですから、腐る時間すらもったいないです。
なんでもいいから、犯罪以外で好きなことを開拓してみましょう。

新しい発見のない人生なんて、こちらから願い下げです。

次の時代のために勉強し続けよう。

追記(2009.06.07記)

今、私は基礎英語やら簿記の勉強をしています。
おかしいなぁ、中学、高校と同じことをやり直しているなぁ。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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