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#628 / 2009.04.13

大規模量販店

各自動車会社には系列の販売会社が存在します。

トヨタならトヨタ店やトヨペット店、日産ならサティオ店やモーター店のような系列名を聞いたことがあるでしょう。
各都道府県に1社ないし2社、「メーカー名+系列名+都道府県名」のような会社名で主にそのメーカーの車種を販売しています。

ここ近年では販売系列を統合する傾向があり、2001年から2006年末までに約230社減少し約1,740社となりました。
また系列内の全販売店で全車種を扱ったり、都道府県単位の販社を広域統合することも珍しくなくなりました。

ここからは想像の話なのですが、複数メーカーを扱う大規模量販店がいずれ出現したらどうなるのだろうかと思うのです。

今までもトヨタ系ディーラーでダイハツ車を取り扱うといったような他ブランド車の購入はできるようですが、あまりおおっぴらに行われていませんでした。
それがかつて専売店があった家電製品よろしく、大手量販店で各メーカーまとめて取り扱い始めたらどうなるか、という想像です。

販売単価が高く各種登録が必要な自動車とせいぜい数十万円で登録などない家電を単純に同じ販売方式で語ることは、もちろんできないでしょう。
しかし仮に大手商社が参入してきたとしたら、私たちの自動車購入スタイルも大きく変わるのではないでしょうか。

きっと自動車購入のために私たちは複数のディーラーを何度も訪れる必要もなくなるでしょう。
とはいえ、メーカーがプレミアムカーとして販売したいレクサスやGT-Rのような車種のみが正規ディーラー販売で残ると想像できますから、全メーカー全車種を取り扱うというのは非現実的でしょう。
ただ今後10年間の販社統合によっては、あながち間違っていない予想になるかもしれません。

しかしデメリットもあって、クルマなんかなんでもいいという消費者に対しては選択肢がありすぎてかえって選べないという面もあります。
良心的なセールス氏ならば消費者のライフスタイルに合わせた無理のない車種を提案するでしょうが、そうでないセールス氏なら不要なオプションや保険まで見積もりに入れて営業側に有利な提案をしてくるかもしれません。
消費者側も無知なままでいると知らずに損な取引を強いられることは、これまでもこれからも変わらないでしょう。

自動車販売が今後どう推移するかとか私達のライフスタイルがどう変化していくかは、誰にもわかりません。
でももし選択肢が激増した場合には、一箇所に集めてしっかり比べてみるというのが1つの有効な手段になるのではないでしょうか。

同じモノサシで比べてみよう。

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