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#625 / 2009.03.23

携帯代と小排気量車

エントリークラスならお得、とは限りません。

私達は大抵、見た目の数字にだまされやすいものです。
例えば、携帯電話料金。
ドコモ、au、ソフトバンクの国内3キャリアの場合、5種類からなる契約プランから1つを選択します。
しかし月額基本使用料が安いほど30秒当たりの通話単価が高く設定されています。

私は一時期、あまり通話しないだろうと一番月額基本使用料が安いプランを選択していました。
しかし仕事で思いのほか通話した時、請求額が30,000円を超えてしまいました。
目先の基本料の安さだけに惹かれてしまうと結局高くつくのだと実感しました。

金銭的に得かどうかは、固定費と変動費の合計額をシミュレートしないとわかりません。

クルマも同様で、売れないとはいえ維持費の安さから軽自動車が選択されています。
確かに1.5リッター以下のコンパクトカーと比較しても、車検費用や税金等の固定費が安いです。

しかし、そこには変動費の視点が欠けがちです。
1t近い車重を動かすために、実燃費は軽自動車より1,300ccクラスが優れているケースが大半です。
仮に軽自動車がリッター15km、コンパクトカーがリッター20kmとして、ともに毎月1,000km走るとした場合、

1000 / 15 - 1000 / 20
= ( 1000 * 20 - 1000 * 15 ) / 15 * 20
= 5000 / 300 = 16.67

毎月16.67リッターずつコンパクトカーは少ないガソリンで走行できます。
これを単純に単価110円と考えると1,833円ですから、年間にして21,996円分の得です。
1,000cc以下の自動車税が29,500円で軽自動車税が7,200円ですから、差額の22,300円はほとんど無くなるのです。

つまり走れば走るほど変動費に差が出るので、一概に軽自動車が安いとも言えないのです。
もちろん車検費用や有料道路でも価格差はありますが、それを埋めるほどの変動費の安さがあれば、結果的に安くなるのです。

トータルでお得度を判断しよう。

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