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#62 / 2001.08.27

♂♀進化論

ブルーバックスの新刊で、方向オンチに関する本が出ていました。
パラパラとめくってみました。

道案内をしてもらう実験をしてもらったところ、こんな傾向が見られました。
女性はランドマーク(目印になる建造物)を多用して案内したのに対して、 男性は方角と距離を含ませながら案内しました。

おそらくこんな感じでしょう。

女性「駅から大通りをまーっすぐ歩いていって、図書館のところを、右に曲がってすぐです」
男性「駅から大通りを西に向かって1キロ行くと図書館があるので、そこを北に50メートルです」

目的地ひとつで、こんなに表現が違います。
もちろん一般論なので、必ずしもランドマークや距離が入っているとは限りません。

一説によれば、この違いは狩猟時代の名残だそうです。
男性は、狩りをするのに遠出したから、空間認知が鍛えられました。
そして女性は、家を守るために身の回りの細かな変化に気づく能力が鍛えられました。

どうやら道案内の具体性は、男性に分がありそうです。

ユニセックスな人が増えてきたとは云え、やっぱり性別による得手不得手はあります。
そこはやっぱり、人間なのです。
むしろ両性の得手不得手が同じなら、まったくつまらない世界になっていたことでしょう。

くだらないことで相手に勝った気になっている人はいます。
あたくしは女性だからと、「女」に逃げている人もいます。
男じゃないとダメだという人もいます。

性差を武器にしてはいけません。
自分の特技を発揮すればいいだけです。

相手の良きも悪きもひっくるめ、面倒みられる器が欲しいものです。

さて。

男性が運転して、女性が道案内するクルマをたまに見かけます。
ほほえましいです。

でもケンカをしたりしてしまいます。

女性は一生懸命案内しているのに、と思っています。
そして男性は、運転に集中しているからあまり話し掛けないでくれと思っていたりします。
それでも女性は、乗せてもらって申し訳ないからと、さらに頑張って案内しようとします。

無理する女性と、集中したい男性。
もう答えは見えました。
デートのときは、女性は「あなたについていく」とだけ言えばいいのです。

ちょっとした意識のすれ違いなだけです。
これに気づくと、ドライブデートが楽しくなります。

私の場合は、好きにさせています。
適当に外の景色を見ていてもらっていたり、話し相手になってもらったり、 長距離ならばおとなしく走って、むしろ寝かしつけたりしています。

つまり、同乗者に無理させるのはドライバーとしては恥ずかしい、ということです。
もの静かな人もまた、魅力的なのです。

相手をゆるそう。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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