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#613 / 2008.12.22

月下粛々

人は一人になることで、さまざまなことを考えます。

ためしに深夜、人通りの少なくなった幹線道路をクルマで粛々と走ってみてください。

そのとき同乗者は乗せないでください。
ラジオやステレオもつけないでください。
もちろん、ナビの音声案内や携帯電話なんかももちろんオフにしてください。

ロードノイズしか聞こえない状況を意図的に作り出すのです。
そのまま30分でも1時間でもいいから、そういう状況に身をおいてみてください。

独りでいると、だんだんいろいろ考えてくるようになります。
昨日のこと、今日のこと、明日のこと。
もしかしたら、人間はどこから来てどこへ行くのか、などと哲学的なことも考えてしまうかもしれません。

いろいろな問いが生まれて、その1つひとつに対してあなたなりの答えが出てくるでしょう。

答えが正しいか間違っているかは、たいした問題ではありません。
大事なことは、あなたが外部からの刺激の少ない環境下で考え、あなたなりの回答をひとつずつ導き出していく経験をしていることです。

人間は、こうした「一人時間」をたくさん経ることで深みが増します。

おかれた状況に対して冷静にどうしたいか考え、あなたなりに懸命に考え抜く。
ネットやケータイで簡単に他人の考えに触れられてしまえる現代だからこそ、あえてみずからシャットアウトしないと真剣に自分と向き合えないのです。

あなたは最近、一人時間をつくっていますか?

外部からの情報を遮断してみよう。

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