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#611 / 2008.12.07

のどもと過ぎれば燃費忘れる

人間、今さえ良ければ意外と過去はどうでもよくなったりします。

今年7月ごろピークだったガソリン価格は、今や年初と同水準程度まで下落しました。

夏に「ガソリンが高くてもう大変」が挨拶代わりになっていた人も多くいるのではないでしょうか。
低燃費運転を試みたり、低燃費車に乗り換えたり、また自動車を手放した人もいるようです。

ここにきて原油価格が下落した理由としては、主に3つ言われています。

  • 2008年春以降はドル高が続いたので、原油価格を下げても産油国は利益を確保できるようになった。
  • 原油への過剰な投機資金を米国が監視強化したため、原油人気が下がった。
  • サブプライムローンに端を発する景気後退から、石油需要が下がった。

結果、地域にもよりますが私の周囲では、7月にレギュラー単価185円程度だったのが今や同110円を下回っています。

あの時さんざん不満をもらしながら、節約的に自動車を利用していた人達はどこにいったのでしょう?

結論から言ってしまえば、あの原油高騰期を教訓にしていますかと問いたいのです。

ガソリン価格が戻った今においても、今夏と同じ行動を続けているのならばわかります。
たまたま今、原油価格が下落しているだけで、次にまたいつ来るとも知れないのです。

単に今、安いからよかったねで終わってしまっていると、またブーブー不満を言って何もしないだけです。

きついことを言ってしまえば、過去に学べない人は結局死ぬまで不満を言い続けるだけです。

今の時点だけ切り取って不平不満を言うのは、子供と一緒で同情すらできません。
日本の運転免許を持っている人は18歳以上なのだから、もう少し分別つけたほうが、きっとあなたのためになるでしょう。

いちいち「状況が悪化した。なんかしてくれ!」と騒ぐ前に、しておくべきことがあるはずです。
それもなしに騒ぎ立てるのは、幼稚なマスコミやビッグ3経営陣あたりとどう違うのでしょうか?

周囲の変化にいちいち動じない。

追記(2008.12.07記)

2008年11月、経営危機に陥ったビッグ3(GM、クライスラー、フォード)が米国議会に救済支援を求めましたが、多額の報酬をもらい自家用ジェット機で乗りつけた3社トップに対し議会は、救済でなく激しい非難を与えました。
3人とも救済さえもらえば、なんとかやっていけると考えていたのかもしれません。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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