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#606 / 2008.11.03

シンプル整理術

本当に必要なものは、片手で数えるくらいしかありません。

世間では「シンプル整理術」なる技術がはやっているといいます。
こと整理に関しては、古くからあれがいいだのこれがいいだの言われていますが、いつの時代でも整理が不得意な人は多いです。

かくいう私も、整理については苦手です。
毎日深夜遅くまで仕事をしているといくつもの打合せでたまる資料が山のようになり、資料を求められれば「発掘作業」をしなければいけません。
この発掘作業をしているだけで相手の時間を奪ってしまうし、なにより自分が惨めです。

「整理術」ではなく、「廃棄術」。

私自身、整理することに時間をかけてしまうタイプで、それが失敗の原因でした。
そんな私も含め、整理することに苦悩する人は多いようです。
そしてなぜ整理できないのかと悩み、かき集めた他人の整理方法と「明日から頑張る」なんて精神論で毎度締めてしまうから、いつも発掘作業を繰り返してしまうのです。

そんな使えなくて使わない技術なら、むしろ無駄を廃棄する方法を知ったほうがマシです。
物が増えてしまうから大変なのであって、はなから物が少なければ頭を悩ませることなんか無いのです。
そんな経緯から私なりの「廃棄術」があります。

この「廃棄術」のコンセプトはいたってシンプルです。

  • 原本か最新版なら持つ
  • 他は捨てる

原則、これだけです。
こういうと、想い出の品はどうするとか、捨てる判断に迷うという人が出ます。

想い出品の1つや2つはあってもいいのですが、顧みるばかりでは前へは進めません。
それに捨てる判断に迷うというのは、捨てる原則を知らないからです。

これくらい割り切った考え方をしないと、廃棄術はおろか整理術は身につきません。
そんな廃棄術を身につける最適の練習は、まさにクルマです。

ダッシュボードの中に入れっぱなしの古い保険証書。
しまったことすら忘れている古い地図。
とりあえずのつもりで入れてしまった高速道のレシートやお店のクーポン券。

おそらく何かの役に使うかも、としまっていたのでしょう。
でも、実際に使いましたか?

そうなのです。
何かの役に立つだろうというのは、幻想です。
しまったことすら忘れてしまうのですから、役に立つことなんてまずないのです。

原則として、いらなくなったら手放すことです。
いらなくなってまで持っているほうが自分も苦しいし、それに物にとってもかわいそうです。

そもそも小手先の整理術なんか覚えたとしても、継続できなければ意味が無いのです。

原則、捨てよう。

追記(2008.11.03記)

目的語が抜けておりました。
不要になった「自分のものを」廃棄しましょう。
家族とか友人のは許可なしで勝手に廃棄すると、人間関係すら捨て去ることになってしまいます。

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