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#591 / 2008.07.21

リッター200円時代の疾走術

タイトルで200円と銘打っておいて恐縮ですが、仮にガソリンがリッター1,000円だとしたら、あなたはクルマを手放しますか?

1,000円といえば、高いといわれている現状のさらに5倍以上の燃料費です。
まず間違いなくクルマを手放す人が大半を占めるでしょう。
さすがにリッター1,000円になる前に需要が冷え込むでしょうから極論といえばそうですが、現在の国策を見ていると将来的にないとも言い切れません。

ところがリッター200円だと、高いながらも無理すれば維持できてしまう金額です。
圧倒的に不可能であるなら簡単にNOが出せますが、ギリギリの許容範囲だからこそ悩ましい状態というものです。
世界的に原油需要が伸びている今、どこまでこの許容範囲内で生きていけるかは我々ドライバーの重要な課題です。

これは自分の中にある権利を手放してみる、1つの転換期だと思うのです。

一言で言うと、移動や冷暖房で享受していた快適さを時折封印するということです。

近距離であれば自転車に切り替えるとか、10秒以上のアイドリングはタブーにするとか。
またエアコンに頼らないで1シーズン乗り切ってみる、なんてのもいいでしょう。
もし愛車が自分と空気だけしか運んでいないと感じたなら、売り払うなり小型車に買い換えたりしてもいいのです。
クルマでステータスを見出す発想はもはや時代遅れなのですから、体面なんか気にせず生活費削減に努めればいいだけです。

そこまでしてはじめてリッター200円時代を乗り切る下準備が整えられるのです。
それもなしに「自転車に乗りたくない」「エアコンには頼りたい」「クルマのグレードダウンはしたくない」、けれど「原油高騰は何とかならないものか」ではムチャクチャです。

一方で権利を握りながら、他方で文句をたれる。
そんな人は文句を言い続けるだけの存在意義しか見出せないので、結局不幸なまま人生を送るだけです。

まず、やれることは全部やってみましょう。

やってやってやり尽くして、そして活路を見出せばいい。
それでもダメなら、身を引けばいい。

やらないうちから文句をたれるのは、あなたのすべきことではないはずです。

権利を手放してみよう。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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