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#545 / 2007.11.11

走り続ける10の方法(4) - 節約実践

ここからはお金の話、出るものを減らすという話です。

どんなに綺麗事を言っても、お金を持っていなければクルマを維持していくことはできません。
そしてお金を持つためには、相応の収入と収入額未満の支出で生活する必要があります。

収入を増やすことはおいそれとできませんが、支出を減らす努力は即実践可能です。
これは俗に、節約と呼ばれます。

ここでよく節約とケチが混同されやすいのですが、私は次のように考えています。

  • 節約:お金に対して理性で向き合う
  • ケチ:お金に対して感情で向き合う

お金に対して理性で向き合うからこそ、それぞれの支払に意味を考えるし、無駄なコストも把握できます。

自動車保険が好例です。
対人賠償にいくら、対物賠償にいくらかけているから保険料はこの額だよと納得できれば、理性で向き合えています。
しかし絶対額だけで内容を把握せず「高いから負けろ!」というのは、感情でしか向き合っていない証拠です。

何に対していくらコストをかけているかを知らないと、絶対額しか見えなくなります。
その上で、コストをかけるべき箇所とコストを抑えるべき箇所を見極めるのです。

例えばあなたが自動車会社の社長だとして、コストがかさむから製品を安全性能向上させないとしたらどうなるでしょうか。
コストをケチった分、ユーザーを危険に晒すだけでしかありません。
何でもかんでも「お金を払わないぞ」という姿勢は、節約でなくただのケチでしかないのです。

そこで節約について考えてみるわけですが、世間の節約記事のなかには順序が異なっているものが多いです。

よく奥様方向けに書かれた節約記事を読んだとき、私にはこれは使えない本だとわかる方法があります。
それは最初に変動費である食費節減を書いている本です。
最初に節約すべきは変動費でなく固定費です。

外食ばかり食べている人が食費を減らすのはわかります。
しかし、料理や節約に興味のある奥様方にとっては既に節約済みで、優先度としてはすでに低いでしょう。
それを冒頭に押し出す記事は、作為的に興味を惹かせるだけにしか見えません。

そもそも、いの一番に見えるところから削ろうとする姿勢は感情的でしかなく、すなわちケチです。
そのうえ節約金額でなく、「こんなに節約しているでしょ」とケチった節約項目数で満足しがちです。

月50円とか100円くらいのケチを10個20個とやるくらいなら、無駄な保険を3,000円以上見直したほうが楽で効率的です。
そうした固定費から手をつけないと、いつまでたっても支出に悩まされます。
その上で、食費や出光カードまいどプラスでガス代等の変動費を抑えていくとなお効果的なのです。

なんでもかんでも「ただ頑張りました」というのでは、本当の効果は現れていません。
まずは最初の5分間で、何から手をつければ効果的なのかを考えてみることが第一歩なのです。

ケチより節約家になろう。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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