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#540 / 2007.10.28

代行サービス

世の中にはさまざまな代行サービスがあります。

こと自動車に関連した代行サービスといえば、登録代行、運転代行、オークション代行などがあります。
もしかしたら将来、新しい自動車代行サービスができるかもしれません。

これらのメリットは、対価を払ってでもお任せしたほうが自分にとっても有益であることです。

登録代行の例で見てみます。
陸運局が遠い地域、たとえば私の出身地福島県では、陸運局が福島市にあります。
ところが福島ナンバーの適用地域は広く、居住地によっては陸運局まで片道100km以上かかります。

こういった場合、自動車の登録や名義変更のためにわざわざ片道100kmかけていかなければなりません。
しかもお役所的に土日休業しているから、結局平日の日中に休暇をとって出向かなければなりません。
陸運局のサービス精神が薄いばかりに、代行業者にとってはいいビジネスです。

運転代行も代行業者に任せたほうが有益なことが多いです。
そもそも地方は、片道30km以上の道程を自動車通勤している人がざらなのです。
急に飲み会に行かざるを得ない場合など、代行に頼るしかなかったりします。

道交法遵守のためというより、酒酔いで重大な事故を起こすよりはよっぽどマシなのです。
とくにこれからの忘年会シーズンは、運転代行を利用する機会が増えるでしょう。

運転代行だとコストがかかるという人もいます。
いくら酒酔い運転を防ぐためとはいえ、代行手数料はタダではありません。

そんなとき、近場のインターネットカフェまで代行を依頼するのです。
そのまま一晩休んで、翌朝完全にアルコールが抜けてからゆっくり帰宅します。
こうすれば、運転代行コストを減らすことができます。

一時的にコストはかかりますが、急場をしのぐと言う意味では代行サービスほど有益なものはありません。

考えてみれば、人の力を借りるサービスは昔からあります。
江戸時代の参勤交代では、各宿場町で行列参加のためだけのアルバイトを雇っていたという話もあります。
そして現代では派遣業者がたくさん増え、派遣先企業の人件費削減に一役買っています。

いっぽうで、かたくなに代行を拒みなんでも自分がやらなければ気がすまない人もいます。
その気持ちはわかります。
何事にも譲れない部分は必ずあるものです。

確かにそうなのです。
とくに派遣頼みする企業はそうで、人材も安易に代行させたことで技術が継承されなかったりしています。
そういった目に見えない資産が継承されないことが、代行による大きなデメリットです。

まとめると代行とは、つまりこういうことと私は解釈しています。

  • 資産を生み出さないけど、短期的な利益と時間を生み出してくれたりするもの。
  • しかし代行に依存しすぎると、自分の存在価値すら失いかねないもの。

大事なことは、メリットだけでなくそのデメリットにも目を向けてみることです。

夢中になるとメリットしか見えなくなる人が、少なからずいます。

ろくろく使わない高性能さや、ボディデザインだけを見てクルマを買ってしまう人。
モデルチェンジ時期も調べず、新車として買った直後に旧型車種だと気づいてしまう人。
補償内容も吟味せず、単純に価格だけで自動車保険を決めちゃう人。

それらがダメとはいいませんが、不利な契約で満足しているのは随分ともったいないことです。

とくに保険などは、慎重に吟味しないととんでもない物件をつかまされたりします。
ジャンルが異なるため深くは言及しませんが、経験上、保険外交員の大半は契約者のメリットなんか考えていません。

物事には、光があれば影もあります。
メリットが多いと思った時には話半分に切り上げて、裏でしっかりデメリットをリサーチしてみましょう。

デメリットさをリサーチしよう。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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