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#536 / 2007.10.02

おひとりさま

ドラえもんが105年後に誕生します。
そんな2112年について想像してみたとき、クルマはどうなっているのでしょう。

ふと、そんなことを考えたとき、セダンとミニバンが衰退しクーペしかなくなるのではと思うのです。
言い換えれば、ファミリーカーが絶滅するかもしれません。

その根拠は国立社会保障・人口問題研究所日本の将来推計人口(平成18年12月計測)[PDF]です。
これは50年後の人口推計ですが、今後確実に人口減していくと推測されています。

50数年後には人口が1億人を切る。
すなわち、現在人口の75%になると予想されています。
そのままいけば、105年後には今の半分6,000万人になっているでしょう。

主な原因は、少子化と高齢者福祉です。
少子化が主因ですが、子供たちを育てるべき若者から高齢者福祉目的で強制的に年金で搾取していることも一因です。

そうこうして次の世代が誕生し育ちにくい時代が、30年近く続いています。
今だけを見て産まないのが悪いと安直に批判する年長者もいますが、すでに1975年の出生率は2を下回っています。
自分達を棚に上げて若者達に文句を言うほど耄碌(もうろく)されても、困るのです。

かたや、団塊世代の退職金特需で経済がうるおうなどという識者もいます。
また将来は年金がもらえるかと恐々として、結局いかに自分の利益があるかを考えている年長者もいます。
私の倍以上も生きている先輩方としては、あまりにも近視眼すぎてとても年長者とは思えません。

さらに熟年離婚や未婚率上昇で、家族のいない孤独者が増えていくかもしれません。
まったく望みませんが、前述のクーペ主流化は私なりの1つの未来予想図です。

そんななかで、「おひとりさま」なんて考えが一部の女性を勇気付けていると聞きます。
ことあるごとに女性が1人でいることを是としているみたいで、正直こわい話です。

耳ざわりの良い言葉で孤独化を推奨することは、女性を危険に晒すだけでしかありません。
もしくは「おひとりさま」という言葉尻にのせて、消費させることで将来の孤独の不安を見せなくしているだけでしょう。

1人時間も確かに大事ですが、それも集団時間があってはじめて活きるものだと思うのです。
自分の殻に閉じているだけでは変化がないし、常に集団に身をおいていては自分が深まりません。
それを知ってこその「おひとりさま」です。

そもそも「おひとりさま」で何かいいことがありましたか?
孤独を自己正当化させただけで、あなたにうまみがありましたか?
「おひとりさま」で一番おいしい思いをしたのは、女性達を煽って食いつないだフェミニストだけではありませんか?

孤独は、結局それ以上の広がりをもたらしてはくれません。
どんなにカッコつけても、本当に辛くなったら頼れるのは、結局家族だけだと思うのです。

ひとまず孤独志向はおいといて、身近な家族に連絡してみませんか?

肉親に連絡をいれてみよう。

追記(2007.10.02記)

もしも、ファミリーカーがなくなったら。
みんな仲良くピクニックなんて光景は、きっとなくなるんだろうね。
それぞれが自分勝手に移動体としてのクルマを選ぶ時代が、数十年後、現実になるのかもね。

さて先日、遠く離れた街で寝泊りした時、
小さいときに家族でドライブした時の夢を見ました。

両親には、いろんなところに連れて行ってもらいました。
当時はミニバンなんかじゃなく5ナンバーセダンだったけど、それでもやっぱりうれしかったもの。

そんな家族が大事にされていた時代は既に過去のもの。
いまはどうやら、何が何でも人の縁を引きちぎろうとさせたがる世の中に見えるね。

1人でいることはカッコいいことかもしれないけど、同時に不義理も犯しやすいことでもあるんだろうね。

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