#52 / 2001.08.11

カー・ゲイザー

非常に陰険、かつ危険だ。

ヤツはそこにとどまって、凝視している。
ヤツは、思わぬ場所に現れる。
ヤツは、赤い怪光線を放つと云う。

テレビゲームにも、この手のモンスターが現れる。
雑魚ながら中ボスクラスの攻撃力を持っていたりする。
しかし、そいつらなどメじゃない。
ヤツには、一撃必殺の怪光線がある。
オービスはまさに「隠れモンスター」だ。


速度測定路線を走ると、ついそう思います。
一方的に監視されるだけにしか思えません。
わざわざ隠すように設置しているのも、たまらなく嫌らしいです。
何より、捕まえてやろうとしているところが、あからさまに見え見えです。
最近、イギリスではわざと目立つようにと、オレンジ色に塗り替え始めました。
ですが日本では、いまだに目立たないグレー色のままです。

速度を出さなきゃいいだけです。
おとなしく人様に迷惑をかけないよう走ればいいのです。

そうです。
まさしく、その通りなのです。
交通安全のために働く警察署職員から聞かれそうな言葉です。

でもね。
2001年7月、東北道下り那須インタ1km手前で、赤色灯灯火中の薄金色セダンに抜かれました。
あなたは、115kmで走っていた私を「軽く」ブチ抜いて那須インタへ消えていきましたね。

2001年春、国道4号線上り仙台市泉区内で、やっぱり赤色灯灯火で抜いていった白のR34スカイライン。
凄みながら声張り上げなくても通してくれますよ。取調室かと思っちゃいました。

どうやら赤色灯には、「特権階級」なる魔法がかかっているようです。

すごいです。
私も赤色灯を持っていたら、自由奔放に振舞っているかもしれません。

「あなた達は監視されています。私達は特権階級です」
私は「すべて平等主義」者ではありませんが、権力者の論理は大っ嫌いです。

アダムとイヴより
アダムとイヴは、エデンの園で自由に暮らしていました。
神から「禁断の果実」を食べてはいけないと約束されました。
しかし果実を食べた2人は、楽園を追放されました。

そして彼らは、自由ではなくなりました。
「禁断の果実」は赤色灯、かもしれませんよ。

こみあげる特権意識は抑えよう。